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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 メッセージ


KFPS01820-E

Server aa....aa failed. process ID=bb....bb, service group name=cc....cc, run mode=dd....dd, critical state=e,critical mask=ff....ff, end state=gg....gg, server type=hhh (E+L)

サーバaa....aaが停止しました。次の状態を検出しています。

gg....ggの値

説明

007f

0009

サーバプロセスの強制終了要求を受け付けました。ajsembdbcancelコマンドを実行した場合には,このメッセージが出力されます。このメッセージの前後に出力されているメッセージなどから,プロセスが強制停止要求を受けた原因(ajsembdbcancelコマンドの実行を含む)を調査し,必要に応じて対処してください。

0003

0083

サーバプロセスの強制終了要求を受け付けました。実行したトランザクションの状態,このメッセージの前後に出力されているメッセージなどから,プロセスが強制停止要求を受けた原因を調査し,必要に応じて対処してください。

0006

0086

0100

0800

処理中に異常を検知したため,組み込みDBプロセスが異常終了しました。このメッセージの前後に出力されているメッセージなどから,異常終了した原因を調査し,必要に応じて対処してください。

8000

メモリー不足によって,プロセスの起動失敗,またはプロセスが異常終了しました。次のどれかの方法で対策してください。

  • 同一サーバホスト内で稼働している他プロセスの数を減らしてください。

  • スワップ領域を増やしてください。

  • 実メモリを増設してください。

  • Windows版の場合,デスクトップヒープ指定値を見直してください。

c000

connectシステムコールを発行しましたが,接続先がダウンしているか,またはネットワーク障害によって接続できませんでした。

c100

2回目以降のSQLの応答送信時に送信先がダウンしているか,またはネットワーク障害によって送信できませんでした。

c200

組み込みDBクライアント側に制御があって,トランザクション中に組み込みDBクライアントのタイムアウトを検知しました。

c300

通信処理中に通信相手に異常が発生し相手通信ソケットがクローズされました。

c400

クライアント側に制御があって,トランザクション中でない場合に,クライアントのタイムアウトを検出しました。または,Windows版組み込みDBクライアントの接続中に組み込みDBシステムで設定しているpd_watch_pc_client_timeのタイムアウトを検出しました。

c500

サーバ起動時に,スペシャルファイル(FIFO)が取得できませんでした。

c600

組み込みDBで同時に処理できるトランザクション数の上限を超えました。ロールバックが多発していることが考えられるため,ロールバックの完了を待ってUAPを再度実行してください。

c700

組み込みDBでSQL実行中にSQL要求元のクライアント(JP1/AJS3スケジューラーサービスプロセス)の異常終了を検知しました。

c800

該当するサーバとシステムマネージャーとの間でネットワーク障害が発生していたため,SQLの要求送信に失敗しました。

c900

2回目以降のSQLの要求受信時に,送信元とシステムマネージャーとの間でネットワーク障害が発生していたため,SQLの要求受信に失敗しました。

d000

トランザクション処理中に親プロセスが強制終了したため,子プロセスを強制終了させました。

d100

UAPの処理が,クライアント環境定義PDSWAITTIMEおよびPDSWATCHTIMEで設定した監視時間内に終了しないため,サーバの処理を中断しました。または,pdcancelコマンドが実行されたため,関連するサーバの処理を中断しました。

d300

異常を検知したが,pd_dump_suppress_watch_timeオペランドの指定が有効なため,トラブルシュート情報を出力しないで終了しました。

d500

トランザクションの決着処理中にエラーが発生しました。

000f

ff00

組み込みDBのサーバプロセスをOSのkillコマンドで強制停止しました。

008b

組み込みDBの稼働中にOSのスタックオーバフローが発生したおそれがあります。スタックオーバフローが発生する原因と対策を次に示します。

原因1

次に示す原因が考えられます。

  • 呼び出しを多数行ったり,無限に繰り返したりするユーザー定義ルーチンを実行した

原因1の対策

  • カーネルパラメーターmaxssizの値を見直して,スタックサイズを増やしてください。

原因2

OSのメモリー不足が発生したため,スタック拡張に失敗しました。

原因2の対策

不要なプログラムを終了してメモリーの空き容量を増やしてください。

aa....aa:停止したサーバ名

bb....bb:停止したサーバのプロセスID

cc....cc:停止したサーバのサービスグループ名

dd....dd:停止直前のサーバの走行モード

PDBSV:組み込みDBサーバ

PDBSYS:組み込みDB処理中

e:

N:クリティカル状態ではありません。

Y:クリティカル状態です。

組み込みDBは,複数プロセスで情報を共有するため,共有メモリー上の管理テーブルを参照・更新します。このとき,共有メモリーを更新中のプロセスが異常終了すると,テーブル情報が不整合となり,他プロセスを含めた後続の処理ができなくなるため,このような処理区間(これをクリティカル区間と呼んでいます)での強制終了をできるだけ抑止します。また,この区間での異常終了を抑止できない障害の場合,組み込みDBは終了し,再開始時にテーブル情報の整合性を回復します。

ff....ff:クリティカル情報

gg....gg:wait(2)で返されるプロセス終了状態(組み込みDBのコマンドの場合は,****を表示します)。

hhh:サーバ種別(組み込みDBサーバ以外のときは,***を表示します)

(S)

エラーの起きたサーバの処理を終了してから,必要であれば,サーバを再度起動します。

[対策]

このメッセージの前に出力されたメッセージ,またはトラブルシュート情報(ダンプ,トレースなど)に従って,サーバの停止要因を調査し,対策してください。そのあと,必要であれば,サーバを再度起動してください。なお,gg....ggがc000,c100,c200,c300,c400,c500,c600,c700,c800,c900,d000,d100,d200,d300,およびd500の場合は,トラブルシュート情報は出力されません。