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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 メッセージ


KFPS00715-E

Unable to continue processing serious error occurred (reason code=aaa). enter pdrpause (E+L)

組み込みDBの処理を続行できないエラーが発生しました。

aaa:要因コード

1:組み込みDBのインストール環境に問題があります。

2:メモリー不足が発生しました。

3,4,5,8,9,10,11,13,14,15,42,43,44,101,102,103,104,105:組み込みDBのシステムファイルへのアクセスに失敗しました。

6:システム時刻の取得処理が失敗しました。

7:組み込みDBの再開始処理で組み込みDBが30分以内に3回連続で異常終了しました。

20:組み込みDBのシステム定義に誤りがあります。

(S)

処理を終了します。

[対策]

次の手順に従って対策してください。

  1. このメッセージの出力後に,ajsembdbstartコマンドが終了していない場合,ajsembdbstop -fコマンドを実行して終了させてください。

  2. このメッセージの前後に別のメッセージが出力されている場合は,そのメッセージも参照してください。

  3. 要因コードに対応した障害要因を取り除いてください。

    1:

    ・組み込みDBのインストールが正常終了しているか確認してください。

    ・UNIX版の場合,/etc/inittabファイルが不当に変更されていないか確認してください。

    2:

    ・稼働しているプロセスの状態を確認し,見積もり値以上のメモリーがあるか確認してください。

    3,4,5,8,9,10,11,13,14,15,42,43,44,101,102,103,104,105:

    ・組み込みDBのシステムファイルが不当に変更されていないか確認してください。

    6:

    ・OSの稼働状況に問題がないか(リソース不足などが発生していないか)を確認してください。

    7:

    ・組み込みDBのシステムログファイルがすべて満杯となり,上書きできない状態になっていないか確認してください。

    ・同一ホスト内のほかの組み込みDB環境との設定内容(各ディレクトリ,ポート番号など)が重複していないか確認してください。

    ・UNIX版の場合,OSと組み込みDBとの文字コード種別の設定が一致しているか確認してください。

    20:

    ・組み込みDBのシステム定義ファイルが不当に変更されていないか確認してください。

  4. UNIX版の場合は,ajsembdbstart -Rコマンドを実行してください。

  5. Windows版の場合は,組み込みDBのサービス(JP1/AJS3 Database セットアップ識別子名)を再開始してください。サービスが停止していない場合は,サービスをいったん停止したあと,再度サービスを開始してください。

  6. 組み込みDBが自動起動しない場合は,ajsembdbstartコマンドを実行してください。

  7. 以上の手順で対処できない場合は,システム管理者に連絡してください。