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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 メッセージ


KFPR16101-E

File I/O error occurred, reason=aa....aa, func=bb....bb, errno=cc....cc, (dd....dd) (L+S)

ファイルへの入出力処理中にエラーが発生しました。

aa....aa:エラーの理由
File-lock:

使用するファイルは,ほかのユティリティで排他制御されています。そのため,ファイルの読み書きができません。コマンドラインや制御文に指定したファイル名が別のジョブで使用中のファイル名と重複しているか,またはOSのカーネルパラメーターのファイルロック用資源が不足しているおそれがあります。

Invalid-device:

指定したファイルのエントリータイプ(属性)が不正です。ファイル名を指定する必要がある個所にディレクトリ名を指定したり(またはその逆),キャラクタ型スペシャルファイルを使用できないファイルにキャラクタ型スペシャルファイルを割り当てたりしているおそれがあります。

Invalid-path:

パス名が誤っています。

Invalid-permission:

指定したファイルのパーミッションが不正(アクセス権限エラー)です。組み込みDBシステム管理者にファイルアクセス権限を与えていないファイルを使用しているおそれがあります。

No-file:

読み込み用にオープンしようとしたファイルがありません。または書き込み中のファイルが消去されました。

No-space:

書き込むファイルに十分な容量がありません。容量を確保してください。

UNIX版の場合で,ディスク容量が十分な状態でこのエラーになるときは,OSのカーネルパラメーターの制限に該当しているおそれがあります。

bb....bb:エラーが発生した関数名
  • 組み込みDBファイルシステムでエラーを検知した場合はp_f_iosで始まる組み込みDBファイルシステムの関数名

  • 関数使用時以外で検知したエラーの場合は「***」

  • 上記以外の場合はシステム関数名

cc....cc:関数が返却したエラー番号(errno)
  • 組み込みDBファイルシステムでエラーを検知した場合は組み込みDBファイルシステムのエラーコード

  • OSがエラーを検知した場合はシステム関数が返却したエラー番号(errno:エラー状態を表す外部参照変数)

dd....dd:障害を検知したソースファイル名と行番号

(S)

処理を終了します。

[対策]

次の表に従って対策してください。

エラー要因

対策

組み込みDBファイルシステムでエラーを検知した場合

付録C 組み込みDBファイルシステムに対するアクセス要求から返されるエラーコード」を参照してエラーの原因を取り除き,再度実行してください。

関数以外でエラーを検知した場合

aa....aaのエラー理由からエラーの原因を取り除き,再度実行してください。

OSがエラーを検知した場合

OSのマニュアルを参照してエラーの原因を取り除き,再度実行してください。