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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 メッセージ


KFPL15047-E

File I/O error occurred, reason=aa....aa, func=bb....bb, errno=cc....cc, (dd....dd) (E+L)

ファイル入出力中にエラーが発生しました。

aa....aa:エラーの理由
Empty-file:

指定されたファイルは空(0バイト)です。

File-format:

指定したファイル名が誤っています。

File-lock:

該当するファイルは,ほかのユーザが使用しています。コマンドラインや制御文に指定したファイル名が,別のユーザーで使用中のファイル名と重複しているか,またはOSのカーネルパラメーターのファイルロック用資源が不足しているおそれがあります。

ajsembddbcond-sampleスクリプトを実行していた場合,実行中のスクリプトが終了してから再実行してください。ajsembddbcond-sampleスクリプトを実行していない場合,カーネルパラメーターのファイルシステムの各パラメーターに設定されている値を見直してください。

Invalid-device:

指定されたファイルのエントリータイプ(属性)が不正です。ファイル名を指定する必要がある個所にディレクトリ名を指定したり(またはその逆),キャラクタ型スペシャルファイルを使用できないファイルにキャラクタ型スペシャルファイルを割り当てたりしているおそれがあります。

Invalid-path:

パス名が誤っています。

Invalid-permission:

指定したファイルのパーミッションが不正(アクセス権限エラー)です。組み込みDBシステム管理者にファイルアクセス権限を与えていないファイルを使用しているおそれがあります。

No-file:

読み込み用のファイルがありません。または書き込み中のファイルが削除されました。

No-space:

書き込むファイルに十分な容量がありません。

UNIX版の場合:

ディスク容量が十分な状態でこのエラーになる場合は,組み込みDBファイルシステム領域をラージファイルとして定義していないか,またはOSのカーネルパラメーターの制限に該当しているおそれがあります。

ajsembdbrpsetupコマンドを実行していた場合,組み込みDB環境をajsembdbunsetコマンドで削除し,ajsembdbbuildコマンドに-cオプションを指定して組み込みDB環境を構築したあとにajsembdbrpsetupコマンドを再実行してください。

上記以外の場合は,カーネルパラメーターのファイルシステムの設定で,扱えるファイルの最大サイズを2ギガバイト以上または無制限に設定してください。特にAIXでは,デフォルトのファイルサイズ制限が1ギガバイトになっているため,注意してください。

bb....bb:エラーが発生した関数名
  • OSがエラーを検知した場合はシステム関数名

  • 組み込みDBファイルシステムでエラーを検知した場合はp_f_iosで始まる組み込みDBファイルシステムの関数名

  • 上記以外の場合は「***」

cc....cc:エラーコード
  • OSがエラーを検知した場合はシステム関数が返却したエラー番号(errno:エラー状態を表す外部参照変数)。

  • 組み込みDBファイルシステムでエラーを検知した場合は組み込みDBファイルシステムのエラーコード。エラーコードについては,「付録C 組み込みDBファイルシステムに対するアクセス要求から返されるエラーコード」を参照してください。考えられる主なエラー原因と対処を次に示します。

    -1511:

    指定したファイルパス名が組み込みDBファイルシステムのファイル名称規則に違反しているおそれがあります。領域名は117文字以内,ファイル名は30文字以内としてください。

    -1532:

    指定したファイルパス名が誤っているおそれがあります。ファイルパス名を修正してください。なお,組み込みDBファイルシステム名だけ指定して,ファイル名まで指定していない場合は,ファイル名まで指定してください。

    -1534:

    指定したファイル名が別のジョブで使用中のファイル名と重複しているおそれがあります。ファイル名を変更してください。

    -1535:

    容量不足です。なお,処理開始直後に容量不足となる場合は,コマンドラインや制御文に指定したファイルサイズの指定値が,組み込みDBファイルシステムの制限値を超えていることが考えられます。ajsembdbaddareaコマンドで容量を追加してください。

    -1540:

    組み込みDBファイルシステム名へのアクセス権限がありません。組み込みDBシステム管理者に対してアクセス権限を与えてください。

  • 上記以外のエラー要因の場合は「0」。

dd....dd:トラブルシュート情報(障害を検知したソースファイル名と行番号)。

(S)

処理を終了します。

(O)

エラーの理由,関数名,およびエラーコードから,errno.h,ユーザーが使用するOSのマニュアル,および「付録C 組み込みDBファイルシステムに対するアクセス要求から返されるエラーコード」を参照してエラーの原因を取り除き,再度実行してください。