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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 メッセージ


KAVU4550-W

The execution file (ファイル名) is missing at the agent (エージェントホスト名).

エージェント(エージェントホスト名)に実行ファイル(ファイル名)がありません

エージェントに実行ファイルがありません。

(S)

要求処理を中止します。

(O)

次の原因が考えられます。確認してください。

  1. 実行ファイルを相対パスで指定している場合に,実行するために必要なフォルダおよびディレクトリがエージェントホストの環境変数PATHに設定されていない。

  2. ネットワークドライブ上にある実行ファイルを指定している。

  3. エージェントホストがWOW64環境で,%systemroot%\system32配下の実行ファイルを指定している。

  4. アクションジョブを実行してこのメッセージが出力された場合は,アクションジョブの詳細定義で設定したプラットフォームに誤りがある。

  5. オペレーションジョブを実行してこのメッセージが出力された場合は,オペレーションジョブで使用する環境のセットアップが正しく行われていない。

  6. ジョブの実行時に,指定した実行ファイルがエージェントホストに存在しない。

  7. フレキシブルジョブの中継エージェントとして,フレキシブルジョブの要求元機能がないエージェントホストを指定した。または,マネージャーホストがWindowsまたはLinux以外のOSの場合に,中継エージェントを指定していない。

各要因に対して次の対処を行ったあと,再度要求を発行してください。

  1. エージェントホストの環境変数PATHに必要なフォルダおよびディレクトリが正しく設定されているかどうかを確認してください。

  2. ネットワークドライブ名から始まるパスを指定しないでください。ネットワークドライブ名ではなく,「\\コンピュータ名\共有フォルダ\実行ファイル名」のようにコンピュータ名から始まるパスを指定してください。

  3. WOW64環境では%systemroot%\system32配下のファイルを指定した場合,%systemroot%\syswow64配下にリダイレクトされます。次の方法で対処してください。

    ・Windows Server 2003(x64)の場合は,WOW64環境でジョブを実行する際に,ファイルシステムリダイレクトを無効にする設定を有効にしてジョブを再実行してください。

    ・それ以外の場合は,%systemroot%\system32配下の代わりに%systemroot%\sysnative配下を指定し,ジョブを再実行してください。

  4. アクションジョブの詳細定義を見直し,アクションジョブを再実行してください。

  5. アンセットアップ後に再度セットアップを行い,オペレーションネットの環境を正常な状態にしてから再実行してください。

  6. エージェントホストに実行ファイルが存在していることを確認し,ジョブを再実行してください。また,実行ファイルを移動または削除する運用を行っていないか確認してください。

  7. 中継エージェントとして,フレキシブルジョブの要求元機能があるエージェントホストを指定してから再実行してください。