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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 メッセージ


KAVU3571-W

User mapping (JP1ユーザー名) failed.

ユーザーマッピング(JP1ユーザー名)に失敗しました

ユーザーマッピングに失敗しました。

(S)

要求処理を中止します。

(O)

次の原因が考えられます。確認してください。

  1. エージェントホストのユーザーマッピング定義で,該当するJP1ユーザーを登録していない。

  2. エージェントホストのユーザーマッピング定義で,存在しないOSユーザーを登録している。

  3. エージェントホストのユーザーマッピング定義で,OSユーザーのパスワードを誤って登録している(Windows限定)。

  4. ajsentryコマンドを実行したOSユーザーと同名のJP1ユーザーが存在しない。

  5. メモリー不足が発生している。

  6. ジョブの詳細定義で[実行ユーザー種別]に[所有ユーザー]を指定し,かつ[所有者]が空欄である場合,JP1ユーザーに登録されていない名称のOSユーザーを,マネージャーホストのJP1/AJS3サービスの起動アカウントに設定している。

  7. JP1/AJS3サービスの起動アカウントを,システムアカウントからユーザーアカウントに変更している場合,ユーザーアカウントに必要な権限が不足している(Windows限定)。

各要因に対して次の対処を行ってください。

  1. ジョブを実行するエージェントホストのユーザーマッピング定義で,メッセージ中の「JP1ユーザー名」に表示されたJP1ユーザーを登録し,OSユーザーにマッピングしてください。

  2. ジョブを実行するエージェントホストのユーザーマッピング定義で,存在するOSユーザーを登録してください。

  3. jbsumappassコマンドを実行し,OSユーザーのパスワードを再設定してください。パスワードには,OSユーザーのパスワードを指定してください(Windows限定)。

  4. 次のどちらかの対処をしたあと,再度ajsentryコマンドを実行してください。

    ・OSユーザーと同一名称のJP1ユーザーを追加し,JP1ユーザーとOSユーザーをマッピングする。

    ・ジョブの定義で,ジョブの実行ユーザーに所有ユーザーを指定する。

  5. メモリーの状態を確認し,メモリー所要量を再見積もりしてください。

  6. ユーザーマッピング定義で,メッセージ中の「JP1ユーザー名」に表示されたJP1ユーザーを登録してください。または,Windowsの場合は,JP1ユーザーに登録されているユーザー名と同名のOSユーザーを,マネージャーホストのJP1/AJS3サービスの起動アカウントに設定してください。

  7. JP1/AJS3サービスを起動するユーザーアカウントに必要な権限を設定してください。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 4.2.3 JP1/AJS3のサービスの設定を変更する必要がある場合(Windows限定)」を参照してください。

ユーザーマッピングの設定方法はマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 3. セットアップ」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 13. セットアップ」(UNIXの場合)を参照してください。

JP1/AJS3のコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド」を参照してください。

JP1/Baseのコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

上記以外の場合は,統合トレースログでこのメッセージの前後にKAVUで始まるメッセージが出力されているかを確認してください。出力されている場合は,そちらのメッセージの説明も参照してください。