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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 メッセージ


KAVU3511-E

Memory could not be allocated at the transmission source agent(エージェントホスト名) because the size of the result files(標準出力ファイル名標準エラー出力ファイル名) for the job(ジョブ番号マネージャーホスト名) was too large.

ジョブ(ジョブ番号マネージャーホスト名)の結果ファイル(標準出力ファイル名標準エラー出力ファイル名)のサイズが大きいため転送元のエージェント(エージェントホスト名)でメモリーが確保できません

ジョブの結果ファイル(標準出力ファイル・標準エラー出力ファイル)のサイズが大きいため,転送元のエージェントでメモリーが確保できません。

(S)

要求処理を中止します。

(O)

結果ファイルのサイズが大きいことによって発生するメモリー不足を回避する方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 7.10.1 標準出力ファイル・標準エラー出力ファイルの注意事項」を参照してください。

ジョブは終了コード「-1」で異常検出終了になりますが,ジョブプロセスそのものは正常終了している場合があります。エージェントホストでジョブプロセスの終了状態を確認してください。

注意事項
  • ジョブの定義で標準出力ファイル,標準エラー出力ファイルを指定していない場合は,メッセージにファイル名は出力されません。ただし,標準エラー出力ファイルを定義していなくても,ジョブネットを使用してジョブを実行した場合は,標準エラー出力ファイルの一時ファイルが作成され,マネージャーホストに転送されます。この場合,標準エラー出力ファイル名の部分には「A_JPQSTDE_*_ジョブ番号」が出力されるので,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 7.10.1 標準出力ファイル・標準エラー出力ファイルの注意事項」を参照して対処してください。

  • 環境設定パラメーターIgnoreResultFileErrorに「1」を設定している場合,ジョブの終了コードにジョブプロセスの終了コードが設定されるとともに,終了判定に従ってジョブの状態が「正常終了」,「警告検出終了」,または「異常検出終了」になります。また,結果ファイルは再送されないでジョブの終了が優先されるため,JP1/AJS3 - Viewの[実行結果詳細]ダイアログボックスで標準エラー出力ファイルの内容を参照できません。

    ジョブの結果ファイルが再送されないため,ジョブの結果ファイルの再送間隔・回数を指定する環境設定パラメーターNotfyJobStateIntervalおよびNotfyJobStateCountの設定値は有効になりません。環境設定パラメーターIgnoreResultFileErrorの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.5 ジョブ実行環境設定」を参照してください。