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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 メッセージ


KAVU2232-E

Reception processing timed out during TCP/IP communication. (connection destination host name: 接続先ホスト名, IP address: IPアドレス, port number: ポート番号, system error number: システムエラー番号)

TCP/IP通信で受信処理がタイムアウトになりました(接続先ホスト名:接続先ホスト名,IPアドレス: IPアドレス,ポート番号:ポート番号,システムエラー番号:システムエラー番号)

ジョブ実行制御のTCP/IP通信でプロトコルデータ送信後の応答受信待ちでタイムアウトが発生しました。次の原因が考えられます。

  1. ジョブの終了時にエージェントホストからマネージャーホストに対して結果ファイルを転送する際,結果ファイルのサイズが大き過ぎて解析に時間が掛かっている

  2. 転送ファイルを指定したジョブを実行しようとした際,転送ファイルのサイズが大き過ぎて解析に時間が掛かっている

  3. 通信先のマネージャーホストまたはエージェントホストのCPU負荷が非常に高いかシステム資源が不足している

  4. マネージャーホストでジョブ情報削除処理が行われている

(S)

要求処理を中止します。

(O)

各要因に対して次に示す対処を行ったあと,再度要求を発行してください。

  1. ジョブの結果ファイルのサイズが大きくならないよう注意してください。また,標準出力ファイル,標準エラー出力ファイルに追加書きを指定している場合も大量に出力されないように注意してください。

  2. ジョブを定義する際,サイズが大き過ぎる転送ファイルを指定しないように注意してください。

  3. CPUの負荷状況を確認してください。また,カーネルパラメーターの設定でシステム資源の制限値を確認してください。

  4. ジョブ情報削除処理が行われる時間帯を避けてジョブが実行されるようにスケジュールを調整してください。また,一度に大量のジョブに対して削除処理が行われないようにジョブ情報保存日数を小さくして削除対象となるジョブ数を減らすなどの対処してください。

なお,1,2についてはあらかじめ受信するファイルのサイズを制限することによって,一部のジョブの処理でシステム全体に影響が出ないように運用することもできます。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 6.2.7 ファイル受信制限をするための設定」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 15.2.7 ファイル受信制限をするための設定」(UNIXの場合)を参照してください。