Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 メッセージ


KAVU2220-E

Memory could not be allocated. (size:サイズ, module:要因個所[要因個所], reason code:要因番号)

メモリーの確保に失敗しました(サイズ:サイズ,要因個所:要因個所[要因個所],要因番号:要因番号)

メモリーの確保に失敗しました。

(S)

要求処理を中止します。

(O)

ほかの不要なアプリケーションを停止したあと,再度要求を発行してください。それでも同じメッセージが出力される場合は,メモリー所要量を再見積もりしてください。

また,エージェントからマネージャーに転送されるファイルの容量が大きいためにメモリー不足が発生したおそれがあります。

次の原因が考えられます。確認してください。

  1. 標準出力データが大量に出力されるジョブの定義に,「標準出力ファイル名」を指定している

  2. 標準エラー出力データが大量に出力されるジョブを定義した

  3. ジョブの標準出力ファイルと標準エラー出力ファイルの「追加書き」オプションを指定している

  4. サイズの大きいファイルを,ジョブの定義「転送元ファイル名」に指定している

各要因に対して次の対処を行ってください。

  1. ジョブ定義の「標準出力ファイル名」にNULLデバイスを指定してください。具体的には,UNIX上で実行するジョブの場合は「/dev/null」を記述し,Windows上で実行するジョブの場合は「NUL」を記述してください。ジョブのスクリプトファイル内やバッチファイル内で,標準出力をリダイレクトしてください

  2. ジョブ定義に「標準エラー出力ファイル名」を指定している場合

    ジョブ定義の「標準エラー出力ファイル名」にNULLデバイスを指定してください。具体的には,UNIX上で実行するジョブの場合は「/dev/null」を記述し,Windows上で実行するジョブの場合は「NUL」を記述してください

    ジョブ定義に「標準エラー出力ファイル名」を指定していない場合

    ジョブ定義の「標準エラー出力ファイル名」にNULLデバイスを指定してください。具体的には,UNIX上で実行するジョブの場合は「/dev/null」を記述し,Windows上で実行するジョブの場合は「NUL」を記述してください。または,ジョブのスクリプトファイル内やバッチファイル内で,標準エラー出力をリダイレクトしてください

  3. 「追加書き」オプションの設定を無効にしてください

  4. 「転送元ファイル名」にサイズの大きいファイルを指定しないでください

または,1〜3の原因に対し,標準出力ファイルおよび標準エラー出力ファイルを定期的に削除または退避して運用してください。