Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 メッセージ


KAVT0666-W

Event Action Agent failed to send a startup notification to the manager. (Manager=マネージャーホスト名)(保守情報)

マネージャーへの起動通知に失敗しました(Manager=マネージャーホスト名)(保守情報)

マネージャーホストへの起動通知に失敗しました。

(S)

マネージャーホストから実行されていた起動条件付きジョブネット,またはイベントジョブの状態を変更しないまま処理を続行します。

環境設定パラメーターRetryAgtStartNotificationが「Y」の場合は,一定時間後にマネージャーに起動通知を再送します。

(O)

マネージャーホストのJP1/AJS3が起動しているか確認してください。

マネージャーホストのJP1/AJS3が起動していない場合

マネージャーホストのJP1/AJS3を起動してください。

マネージャーホストのJP1/AJS3が起動している場合

次のことを確認してください。

  • ネットワーク環境に問題がないか。

    pingコマンドなどで,エージェントホストからマネージャーホストに対してTCP/IP通信ができるかどうかを確認し,問題があれば解消してください。

  • エージェントホスト上で,マネージャーホスト名の名前解決ができるか。

    名前解決できない場合は,エージェントホストのhostsファイル,jp1hosts情報またはjp1hosts2情報,およびDNSなどの設定を見直し,マネージャーホスト名の名前解決ができるようにしてください。

注※
  • 物理ホストの場合

    DNS運用時はFQDN形式のホスト名,それ以外の場合はhostnameコマンドで求められるホスト名

  • 論理ホストの場合

    Windowsの場合

    エージェントホスト上の[コントロールパネル]ウィンドウで,[サービス]または[管理ツール]−[サービス]を選択し,サービスウィンドウに表示される「JP1/AJS3_xxxxx」の「xxxxx」の部分に表示されるホスト名

    UNIXの場合

    psコマンドを実行し,jajs_spmdプロセスの後ろに表示されるホスト名

マネージャーホストへの起動通知が成功した場合は,エージェントホストでの監視を継続するための処理をしますが,起動通知が失敗した場合は,エージェントホストでの監視がされません。監視対象のイベントが発生しても検知しないため,マネージャーホストのJP1/AJS3が起動しているか確認したあとは,次の操作をしてください。

  1. マネージャーホストから実行されている起動条件付きジョブネット,またはイベントジョブを確認する。

  2. 強制終了またはジョブ状態変更で終了状態に変更した上で,必要に応じて再度実行登録する。

また,環境設定パラメーターRetryAgtStartNotificationが「Y」の場合は,メッセージKAVT0656-WまたはメッセージKAVT0657-Iが出力されるまで起動通知が再送されます。

このメッセージのあとにメッセージKAVT0657-Iが出力されている場合,メッセージKAVT0657-Iが出力されるまではエージェントホストでの監視を継続するための処理が行われていないため,監視対象のイベントが発生していても検知しません。そのため,このメッセージが出力されてからメッセージKAVT0657-Iが出力されるまでの間に検知する必要があるイベントが発生していないかを確認してください。

メッセージKAV0656-Wが出力されている場合は,メッセージKAV0656-Wの対処方法を参照して対処してください。

このメッセージに表示されているマネージャーホスト名が不要なマネージャーホスト名である場合は,JP1/AJS3サービスを停止してからjpoagoecコマンドを実行して削除してください。

jpoagoecコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド jpoagoec」を参照してください。