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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 メッセージ


KAVT0512-E

The socket could not be opened. (Manager=送信先マネージャー名) (保守情報)

ソケットのオープンに失敗しました(Manager=送信先マネージャー名)(保守情報)

送信先マネージャー名が「My Server Host」の場合は,イベント・アクション制御エージェントプロセスの起動時にソケットのオープンに失敗しました。送信先マネージャー名が「My Server Host」以外の場合は,プロセスの起動後にマネージャーホストとの通信に失敗しました。

(S)

イベント・アクション制御エージェントプロセスの起動時にこのメッセージが出力された場合はプロセスを終了します。

プロセスの起動後にこのメッセージが出力された場合は,起動条件付きジョブネット,またはイベントジョブの状態を変更しないまま,処理を続行します。

(O)

送信先マネージャー名が「My Server Host」の場合は,次のことを確認してください。

  • hostsファイルに自ホスト名が登録されているか

    登録されていない場合は,登録後JP1/AJS3を再起動してください。

  • servicesファイルにJP1/AJS3のポート番号が登録されているか

    登録されていない場合は,登録後JP1/AJS3を再起動してください。

  • ポートjp1ajs2eaagtを使用中のプロセスが存在していないか

    netstatコマンドを使って確認してください。使用中のプロセスがあるときは,該当するプロセスを終了させたあとにJP1/AJS3を再起動するか,システムを再起動してください。

  • ポートjp1ajs2eaagtのポート番号がエフェメラルポートの範囲外であるか

    エフェメラルポートの範囲内であった場合は,次のどちらかの対処をしてからJP1/AJS3を再起動してください。

    ・エージェントホストのポートjp1ajs2eaagtのポート番号がエフェメラルポートの範囲外となるようにエフェメラルポートの範囲を変更する。

    ・マネージャーホストおよびエージェントホストのエフェメラルポートの範囲にポートjp1ajs2eaagtのポート番号が含まれないようにjp1ajs2eaagtのポート番号を変更する。

送信先マネージャー名が「My Server Host」以外の場合は,送信先マネージャー名からエージェントに実行させている起動条件付きジョブネット,およびイベントジョブを強制終了してください。その後,必要に応じて起動条件付きジョブネット,およびイベントジョブを再度実行してください。

また,次の点についても確認してください。

  • 送信先マネージャー名が現在も使用しているマネージャーであるか

    送信先マネージャー名が現在使用していないマネージャーである場合は,このメッセージを出力したホストのJP1/AJS3サービスを停止してからjpoagoecコマンドを実行し,該当のマネージャーの情報を削除してください。jpoagoecコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド jpoagoec」を参照してください。

  • マネージャーホスト名が名前解決できているか

    名前解決できていない場合は,マネージャーホスト名からIPアドレスが求まるようにhostsファイル,DNSサーバの設定,jp1hosts情報,またはjp1hosts2情報を定義してください。