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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 メッセージ


KAVS0932-E

Error occurred during database access. : 保守情報1 保守情報2 保守情報3

データベースアクセス中にエラーが発生しました:保守情報1 保守情報2 保守情報3

データベースアクセス中にエラーが発生しました。

(S)

処理を終了します。

(O)

次のことが要因として考えられます。それぞれの要因に対応する対処方法に従ってください。このメッセージの前後にエラーメッセージが出力されている場合は,その対処方法も参照してください。

要因1

ディスク障害,CPU障害,その他ハード障害などによって,データベースのファイルが破壊された。

対処

スケジューラーデータベースまたはジョブ実行環境データベースを再編成してください。再編成を行っても復旧できない場合は,再作成が必要です。

ISAMファイル再編成の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 9.3 QUEUEジョブ,サブミットジョブを使用している場合のデータベース再編成」を参照してください。

ISAMファイル再作成の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング 2.11 ISAMファイルが不正になった場合の対処」を参照してください。

要因2

クラスタ構成時に,実行系および待機系から同時にデータベースにアクセスしたため,データベースのファイルが破壊された。

対処

要因1の対処方法と同じです。

要因3

スケジューラーデータベースに組み込みDBを使用している場合,JP1/AJS3サービスの停止時に,すでに組み込みDBが停止していた。

対処

JP1/AJS3サービスが停止できていれば,このエラーの発生による問題はありません。組み込みDBを先に停止しないでください。

要因4

クラスタ構成時,スケジューラーデータベースにISAMを使用している場合,スケジューラーサービスの環境設定パラメーターISAMWRITEMODEに「sync」を設定していないため,フェールオーバー時にISAMファイルの状態が不整合になった。

対処

スケジューラーデータベースを再編成してください。再編成を行っても復旧できない場合は,再作成が必要です。

要因5

JP1/AJS3の運用中にディスク操作を行ったため,データベースのファイルが破壊された。

対処

要因1の対処方法と同じです。

要因6

OS上で扱えるファイルサイズが制限されている。

対処

カーネルパラメーターのファイルサイズについての見積もりを確認し,設定してください。カーネルパラメーターの見積もりについては,リリースノートを参照してください。

要因7

スケジューラーデータベースまたはジョブ実行環境データベースに使用しているISAMファイルのサイズが2ギガバイトに達している。

対処

マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 9.3 データベースに関する注意事項」を参照し,ISAMファイルのサイズを小さくしてください。

要因8

JP1/AJS3稼働中の電源断などによる予期しないOSの停止によって,データベースのファイルが破壊された。

対処

要因1の対処方法と同じです。

要因9

JP1/AJS3 - Viewからのアクセスがエラーになる場合,JP1/AJS3 - ViewのログインJP1ユーザーにマッピングされたOSユーザーによるスケジューラーデータベースへの更新権限がない。

対処

スケジューラーデータベースディレクトリまでのアクセス権限,およびスケジューラーデータベースファイルのアクセス権限を確認し,設定してください。

要因10

スケジューラーデータベースに組み込みDBを使用している場合,組み込みDBが稼働していない。

対処

組み込みDBを稼働させてから,該当する組み込みDBをスケジューラーデータベースとしているスケジューラーサービスを再起動してください。

要因11

クラスタ構成時,OSの電源停止や障害などによって予期しないフェールオーバーが発生したときに,ISAMファイルの状態が不整合になった。

対処

要因1の対処方法と同じです。

要因12

JP1/AJS3の運用中に組み込みDBとの接続が切断された。

対処

このメッセージの直後にメッセージKNAC1520-Iが出力されている場合は,このエラーの発生による問題はありません。ajsagtaddコマンド,ajsagtaltコマンド,およびajsagtdelコマンドが異常終了した場合は,組み込みDBが稼働していることを確認したあと,コマンドを再実行してください。エージェント自動定義機能使用時にジョブが異常終了した場合は,組み込みDBが稼働していることを確認したあと,ジョブを再実行してください。

要因13

外部DBを利用している環境で,DBアクセスエラーになった。

対処

対処方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング 2.15 外部DBを利用する場合のトラブルへの対処」を参照してください。