Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド


15.2 JP1/PFMとの連携時のセットアップ

JP1/PFMと連携する場合のシステム構成例を次の図に示します。

図15‒1 JP1/PFMと連携する場合のシステム構成例

[図データ]

この例では,PFM - Managerが,エージェントホスト(監視エージェント)の稼働状況を収集します。クライアントホストにインストールされているWebブラウザーからPFM - Web Consoleにログインすることで,エージェントホストの稼働状況を監視できます。また,クライアントホストのWeb GUI(Webブラウザー)からPFM - Web Consoleを呼び出すこともできます。

注意事項

JP1/PFMの監視ホスト名には,監視対象のマネージャーホスト名またはエージェントホスト名を設定します。次のとおり設定してください。

監視対象がマネージャーホストの場合

物理ホスト運用のときは実ホスト名,論理ホスト運用のときは論理ホスト名を,JP1/PFMの監視ホスト名に設定してください。

なお,JP1/PFMの監視ホスト名は,FQDN形式で指定できません。実ホスト名がFQDN形式のときは,JP1/PFMの監視ホスト名にエイリアス名を設定してください。

監視対象がエージェントホストの場合

実行エージェントを追加するときに指定した実行ホスト名をJP1/PFMの監視ホスト名に設定してください。

なお,JP1/PFMの監視ホスト名は,FQDN形式で指定できません。実ホスト名がFQDN形式のときは,JP1/PFMの監視ホスト名にエイリアス名を設定してください。そのときは,実行ホスト名にも同じエイリアス名を設定してください。

Web GUIからPFM - Web Consoleの画面を起動する場合は,JP1/AJS3 - Web Consoleの環境設定ファイルの次の項目を設定してください。

設定項目の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 3.4.3 環境設定ファイル(ajs3web.conf)の設定項目の詳細」(Web ConsoleサーバがWindowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 13.3.3 環境設定ファイル(ajs3web.conf)の設定項目の詳細」(Web ConsoleサーバがUNIXの場合)を参照してください。

JP1/PFMのインストールおよび設定については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」を参照してください。JP1/AJS3 - ManagerやJP1/AJS3 - Agentのホストの稼働状況をPFM - Managerで収集するためのシステム構築については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」および「JP1/Performance Management 運用ガイド」を参照してください。