10.2.2 ユーザー登録する
JP1/NQSEXECにジョブを実行要求するユーザーと,JP1/NQSEXECからジョブを実行要求されるユーザーを登録します。
登録するユーザーは,ジョブの実行方法(ジョブネットでQUEUEジョブを定義して実行要求する場合,ジョブ実行コマンドで実行要求する場合,およびJP1/NQSEXECから実行要求される場合)によって異なります。それぞれの場合の登録方法を次に説明します。
(1) QUEUEジョブで実行要求する場合
ジョブネットでQUEUEジョブを定義して実行する場合には,ジョブの要求元ユーザーは,JP1ユーザーとなります。
JP1/NQSEXECに対してジョブの操作をするときには,JP1ユーザー名をJP1/NQSEXECホストに登録しておきます。
QUEUEジョブで実行要求する場合のユーザー情報を次に示します。
- JP1/AJS3 - Managerホスト
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JP1ユーザーの登録
- JP1/NQSEXECホスト
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ジョブ要求元のJP1ユーザーの登録
(2) ジョブ実行コマンドで実行要求する場合
ジョブ実行コマンド(jpqから始まる名称のコマンド)で実行する場合には,ジョブの要求元ユーザーは,コマンドを発行するプログラムを実行するOSユーザーとなります。
JP1/NQSEXECに対してジョブの操作をするときには,コマンドを実行するOSユーザーをJP1/NQSEXECホストに登録しておきます。
OSユーザー名は,大文字・小文字を含めて正確に合わせてください。なお,JP1/AJS3 - Managerにも実行要求する場合には,OSユーザー名はすべて小文字で設定することを推奨します。
ジョブ実行コマンドで実行要求する場合のユーザー情報を次に示します。
- JP1/AJS3 - Managerホスト
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特になし(OSユーザー情報が適用されます)
- JP1/NQSEXECホスト
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ジョブ要求元のOSユーザーの登録
(3) JP1/NQSEXECから実行要求される場合
実行要求される側のJP1/AJS3 - Managerの認証サーバに,実行要求するユーザーをJP1ユーザーとして登録します。JP1ユーザーの登録方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 3.1.1 JP1/Baseのセットアップ」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 13.1.1 JP1/Baseのセットアップ」(UNIXの場合)を参照してください。