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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド


7.3.2 ユーザー情報を登録する

JP1/OJEにジョブを実行要求するユーザーと,JP1/OJEからジョブを実行要求するユーザーを登録します。

登録するユーザーは,ジョブの実行方法(ジョブネットでQUEUEジョブを定義して実行要求する場合,サブミットジョブで実行要求する場合,およびJP1/OJEからJP1/AJS3に実行要求する場合)によって異なります。それぞれの場合の登録方法を次に説明します。

〈この項の構成〉

(1) QUEUEジョブで実行要求する場合

ジョブネットでQUEUEジョブを定義して実行する場合には,ジョブの要求元ユーザーはJP1ユーザーとなります。

JP1/OJEに対してジョブの操作をするときには,JP1/AJS3 - Viewのログイン先のJP1/AJS3 - Managerに,JP1ユーザーに対応するメインフレームのユーザー情報を登録しておきます。

QUEUEジョブで実行要求する場合に各ホストで設定するユーザー情報を次に示します。

JP1/AJS3 - Managerホスト
  • JP1ユーザーの登録

  • VOS3ユーザー情報の登録

JP1/OJEホスト

特になし(メインフレームのユーザー情報が適用されます)

(2) サブミットジョブで実行要求する場合

サブミットジョブ(jpqで始まる名称のジョブ実行コマンドを使用して実行要求するジョブ)で実行する場合には,ジョブの要求元ユーザーはコマンドを発行するプログラムを実行するOSユーザーとなります。

JP1/OJEに対してジョブの操作をするときには,実行要求元のホストに,実行するOSユーザーに対応するメインフレームのユーザー情報を登録しておきます。

OSユーザー名は,大文字・小文字を含めて正確に合わせてください。JP1/AJS3 - Managerにも実行要求する場合には,OSユーザー名はすべて小文字で設定することを推奨します。

サブミットジョブで実行要求する場合に各ホストで設定するユーザー情報を次に示します。

JP1/AJS3 - Managerホスト

VOS3ユーザー情報の登録

JP1/OJEホスト

特になし(メインフレームのユーザー情報が適用されます)

(3) JP1/OJEからJP1/AJS3に実行要求する場合

実行要求される側のJP1/AJS3 - Managerの認証サーバに,実行要求するユーザーをJP1ユーザーとして登録します。JP1ユーザーの登録方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 3.1.1 JP1/Baseのセットアップ」(Windowsの場合),またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 13.1.1 JP1/Baseのセットアップ」(UNIXの場合)を参照してください。