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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド


3.1 JP1/Power Monitor連携の概要

JP1/Power Monitorと連携して,電源の投入・切断を含めたホストの起動・終了をジョブとしてジョブネットに指定できます。電源の投入と切断は,アクションジョブの「ローカル電源制御」または「リモート電源制御」を使います。それぞれのジョブの機能を次に説明します。

ローカル電源制御

ジョブを実行するエージェントホスト(JP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS3 - Agentのあるホスト)を終了します。

ホストの起動はできません。

電源制御装置を使う場合は,システムを終了したあとに電源を切断できます。システムを終了したあとに自動的に電源を投入する場合は,JP1/Power Monitorであらかじめ次回電源投入時刻を設定しておいてください。電源制御装置がない場合は,システム終了時またはシステム終了後,シャットダウンや再起動はできますが,電源の切断はできません。

リモート電源制御

ジョブを実行するエージェントホストとは別のホストを起動・終了します。

電源の投入をする場合は,電源を投入するホストに電源制御装置が設置されている必要があります。

なお,リモート電源制御で次回電源投入時刻を設定した場合,ジョブを実行するホストの実行ユーザーのタイムゾーンで指定された時刻で動作します。

どちらの方法の場合でも,[終了要求種別]または[要求種別]に「計画終了」「監視終了」または「制限終了」を指定して実行すると,ジョブネットが終了したときにJP1/AJS3を停止させ,停止完了を待ってシステムを自動的に終了できます。また,[終了要求種別]または[要求種別]に「強制終了」を指定して実行すると,実行中のジョブネットを安全に実行中断した上でJP1/AJS3を停止させ,停止完了を待ってシステムを終了できます。

なお,JP1/Power Monitorの動作するOSについては,マニュアル「JP1/Power Monitor」を参照してください。