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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス


ajstrsetsz

〈このページの構成〉

形式

ajstrsetsz
     [-F スケジューラーサービス名]
     [-s サイズ]

機能

トレースログファイルまたはスケジューラーサービス単位のトレースログファイルのサイズを変更・確認します。

引数を指定しないで実行した場合は,現在設定されているトレースログファイルのサイズを標準出力ファイルに出力します。

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

引数

-F スケジューラーサービス名

処理対象とするスケジューラーサービスのサービス名を指定します。

指定できる文字数は,1〜30(単位:バイト)です。

このオプションは,環境設定パラメーターTRACELOGDIVの値が「yes」の場合だけ指定できます。

このオプションを指定した場合は,指定したスケジューラーサービスのトレースログファイルが処理対象となります。スケジューラーサービス単位のトレースログファイルは,環境設定パラメーターTRACELOGDIVDIRに指定したフォルダに出力されます。

このオプションを省略した場合は,環境設定パラメーターTRACELOGFILEに指定したパスのトレースログファイルが処理対象となります。

-s サイズ

トレースログファイルのサイズを指定します。

指定できる値は,64〜2,097,151(単位:キロバイト)です。

このオプションを省略した場合は,トレースログファイルまたはスケジューラーサービス単位のトレースログファイルのサイズが標準出力ファイルに出力されます。

注意事項

戻り値

0

正常終了。

4〜124で4の倍数値

異常終了。

使用例1

トレースログファイルのサイズを,デフォルトサイズから,3メガバイト(3,072キロバイト)に変更します。

ajstrsetsz -s 3072

使用例2

多重起動しているスケジューラーサービスのうち,AJSROOT2のトレースログファイルのサイズをデフォルトサイズから3メガバイト(3,072キロバイト)に拡張します。

ajstrsetsz -F AJSROOT2 -s 3072

使用例3

現在設定されているトレースログファイルのサイズを,標準出力ファイルに出力します。

ajstrsetsz
出力例
SIZE:64KB

使用例4

多重起動しているスケジューラーサービスのうち,AJSROOT2のトレースログファイルのサイズを標準出力ファイルに出力します。

ajstrsetsz -F AJSROOT2
出力例
SIZE:3072KB