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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス


ajswebsetup

〈このページの構成〉

形式

ajswebsetup
     -c|-p|-d 共有ディレクトリ名 [-m|-s]

機能

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

JP1/AJS3 - Web Consoleのインストール先フォルダ\bin\

Linuxの場合

/opt/jp1ajs3web/bin/

引数

-c

セットアップされている内容を表示します。表示される項目と内容を次に示します。

項番

表示項目

内容

1

共有ディレクトリ

共有ディレクトリを使用する場合,共有ディレクトリのパスが表示されます。

-p

Web Consoleサーバを,JP1/AJS3 - Web Consoleがインストールされているローカルディスク上にある環境定義ファイルで運用するように戻します。

-d 共有ディレクトリ名

クラスタ構成で運用する場合の共有ディレクトリのパスを指定します。指定するディレクトリは,存在するディレクトリを指定してください。

指定できる文字数は,Linuxの場合は2〜100(単位:バイト),Windowsの場合は4〜100(単位:バイト)です。

Windowsで先頭2バイトに「C:」などのドライブ文字以外を指定した場合は,コマンドが異常終了します。

絶対パスを指定してください。絶対パスで指定されていない場合は,コマンドが異常終了します。

ドライブ直下およびルートディレクトリは指定できません。

ネットワークドライブ上のディスクは指定できません。

マルチバイト文字を含むパスは指定できません。

共有ディレクトリとして,Windowsの場合は「指定した共有ディレクトリ名\jp1ajs3web」,Linuxの場合は「指定した共有ディレクトリ名/jp1ajs3web」が作成され,その下にWeb Consoleサーバをクラスタ構成で運用する場合に必要な環境定義ファイルが作成されます。ただし,-mオプション指定時にこれらのディレクトリがすでにある場合は,コマンドが異常終了します。-mオプション指定時には,これらのディレクトリが存在しないことを確認してから実行してください。

-m

クラスタ構成(実行系)をセットアップします。

このオプションは,-dオプションと同時に指定してください。-dオプションに指定したディレクトリが存在しない場合,コマンドは異常終了します。

実行系をセットアップする場合,必ず共有ディスクをマウントした状態にしてください。

-s

クラスタ構成(待機系)をセットアップします。

このオプションは,-dオプションと同時に指定してください。

待機系をセットアップする場合,-dオプションには,実行系をセットアップしたときに指定した共有ディレクトリのパスを指定してください。

注意事項

戻り値

0

正常終了。

0以外の値

異常終了。

使用例

クラスタ構成(実行系)でセットアップします。

ajswebsetup -d 共有ディレクトリ -m

出力例

-cオプションの出力例を次に示します。

KNAK2520-I 設定情報の出力を開始します
共有ディレクトリ     E:\share
KNAK2521-I 設定情報の出力を終了しました