Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス


ajsatsetup

〈このページの構成〉

形式

ajsatsetup
{-a [-p 一斉配信エージェントのIPアドレスまたはホスト名]|-m|-g|-u}

形式1(中継エージェントとしてセットアップ)

ajsatsetup -m

形式2(宛先エージェントとしてセットアップ)

ajsatsetup -a

形式3(一斉配信エージェントとしてセットアップ)

ajsatsetup -g

形式4(一斉配信先の宛先エージェントとしてセットアップ)

ajsatsetup -a -p 一斉配信エージェントのIPアドレスまたはホスト名

形式5(セットアップされている機能をすべてアンセットアップ)

ajsatsetup -u

機能

フレキシブルジョブ実行環境のセットアップおよびアンセットアップを行います。また,一斉実行機能をセットアップします。なお,JP1/AJS3 - Agent Minimal Editionでは,このコマンドは使用できません。

このコマンドによって設定される情報を次に示します。

サービスの登録

次のサービスを登録します。

登録するサービス名

-mオプション

-aオプション

(-pオプション指定時も含む)

-gオプション

JP1/AJS3 Autonomous Agentサービス

JP1/AJS3 Autonomous Agent Messengerサービス

通信ポートの設定

次の通信ポートをservicesファイルに登録します。

通信ポート(サービス名:ポート番号/プロトコル)

-mオプション

-aオプション

-gオプション

その他オプションなし

-pオプション

jp1ajs2atmsg:22251/tcp

jp1ajs2atmsg:22251/udp

(凡例)

○:設定する。

−:設定しない。

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

JP1/AJS3 - Managerのインストール先フォルダ\bin\

JP1/AJS3 - Agentのインストール先フォルダ\bin\

UNIXの場合

/opt/jp1ajs2/bin/

引数

-m

フレキシブルジョブの要求元機能をセットアップします。

中継エージェントを使用しない場合はJP1/AJS3 - Managerで,中継エージェントを使用する場合は中継エージェントで指定します。

-a-u-gオプションとは同時に指定できません。

-a

フレキシブルジョブの要求先機能をセットアップします。

宛先エージェントで指定します。

-m-u-gオプションとは同時に指定できません。

-p 一斉配信エージェントのIPアドレスまたはホスト名

一斉配信先の宛先エージェントとしてセットアップします。

生存通知の送信先である一斉配信エージェントのIPアドレスまたはホスト名を指定します。指定できる文字数は,1〜128(単位:バイト)です。

-aオプションを指定している場合だけ指定できます。

このオプションに,名前解決できないホスト名や不正なフォーマットのIPアドレスを指定した場合,このコマンドは,メッセージKAVS8143-E またはKAVS8114-Eを出力して異常終了します。

-u

フレキシブルジョブ実行環境をアンセットアップします。一斉実行機能もアンセットアップします。また,JP1/AJS3 Autonomous Agentサービス,およびJP1/AJS3 Autonomous Agent Messengerサービスを削除します。ただし,servicesファイルの通信ポート(jp1ajs2atmsg:22251)の登録は削除しません。

-m-a-gオプションとは同時に指定できません。

-g

一斉配信エージェントとしてセットアップします。

-m-a-uオプションとは同時に指定できません。

注意事項

戻り値

0

正常終了。

0以外の値

異常終了。