Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス


1.2.3 システムリソースを大量に消費するコマンド,または処理同士が競合するコマンドに関する注意事項

システムリソースを大量に消費したり処理同士が競合したりする,性能単価の高いコマンド(JP1/AJS3 - ViewおよびJP1/AJS3 - Web Consoleからの操作も含みます)を使用する際は,次の運用を推奨します。

ジョブまたはジョブネットの実行に関する操作

ジョブまたはジョブネットの実行に関する操作を連続的に行うと,サービスへの負荷が高くなり,運用に影響を与えるおそれがあります。ジョブまたはジョブネットの実行に関する操作は連続して行わずに,2〜3秒の間隔を空けて実行してください。

該当するコマンド:ajsleaveajsrerunajsplanajsintrptなど。

配下のユニット数の影響を受ける操作

操作によっては配下のユニット数に比例して処理対象となる情報数が多くなるため,運用に影響を与えるおそれがあります。配下のユニット数が500個を超える場合は業務量が少ない時間帯に実行してください。

該当するコマンド:ajsleaveajsrerunajsplanajsintrptなど。

総称名指定や-Rオプションの指定による大量のユニットに対する操作

総称名指定や-Rオプションの指定でコマンドを実行すると,処理対象となる情報数が多くなるため,運用に影響を与えるおそれがあります。総称名指定や-Rオプションを指定する場合,-E-L,または-Tオプションを一緒に併用して,操作対象のユニットを絞り込んでください。JP1/AJS3 - Viewでは,一度に選択するユニットの数を少なくして操作してください。

JP1/AJS3 - Web Consoleでは,複数ユニットを選択して操作できないため,該当しません。

該当するコマンド:ajsleaveajsrerunajsplanajsintrptなど。

世代数の多いジョブネットの操作

世代数の多いジョブネットの操作を行うと,処理対象となる情報数が多くなるため,運用に影響を与えるおそれがあります。世代数の多いジョブネットの操作は,業務量が少ない時間帯に実行してください。また,オプションの指定によって操作の対象となる期間や世代を絞り込んでください。

該当するコマンド:ajsleaveajsrerunajsplanajsintrptなど。

該当する操作一覧については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 1.3.2 JP1/AJS3の運用に影響を与えるおそれがある操作一覧」を参照してください。