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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス


6.4.1 指定値の詳細

リクエストとして指定する値の詳細について次に説明します。

メソッド

リクエストのメソッドを指定します。APIがサポートするメソッドを次に示します。

  • GET

  • POST

アプリケーション識別子

APIを提供するアプリケーションの識別子を指定します。固定で「ajs」を指定してください。

コンポーネント識別子

コンポーネントの識別子を指定します。固定で「api」を指定してください。

APIのバージョン

APIごとに異なるため,各APIの説明を参照してください。

ドメイン

APIの操作対象となるドメインを指定します。APIで管理できるドメインおよびリソースを次の表に示します。

表6‒6 APIで管理できるドメインおよびリソース

ドメイン

リソース識別子

リソース識別子の説明

objects

statuses

ステータス監視のリソース

definitions

ユニット定義のリソース

リソース識別子

APIの操作対象となるリソース識別子を指定します。APIで管理できるリソースは,表6-6を参照してください。

リソースおよびリソースの操作を一意に識別させるための値

必要に応じて,リソースを一意に識別する値およびアクションの種類を指定します。詳細については,各APIの説明を参照してください。

クエリ文字列

必要に応じて,クエリ文字列を指定します。クエリ文字列は,URIの末尾に続けて,「?」を付けて,次のように指定します。

パラメーター名=

パラメーターが複数あるときは「&」で区切って,次のように指定します。

パラメーター名=&パラメーター名=
プロトコルバージョン

固定で「HTTP/1.1」を指定してください。

リクエストヘッダー

リクエストヘッダーは「リクエストヘッダー:指定値」の形式で指定します。リクエストヘッダーを複数指定する場合は,改行文字で区切ってください。指定できるリクエストヘッダーの一覧を次の表に示します。

表6‒7 リクエストヘッダー一覧

リクエストヘッダー

説明

必須・任意

Host

ホストの情報を次の形式で指定します。

host:port

hostにはWeb Consoleサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。

portにはポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は,22252です。

必須

X-AJS-Authorization

認証情報を指定します。詳細については,「6.2 API利用時の認証」を参照してください。

必須

Content-Type

リクエストのメッセージボディのデータ形式を指定します。

固定で「application/json」を指定します。

任意

Accept-Language

レスポンスでJP1/AJS3 - Web Consoleが発行するメッセージ文の言語コードを指定します。

Accept-Language」を指定しなかった場合は,システムのデフォルトの言語コードとなります。

指定できる言語コードを次に示します。

  • ja:日本語

  • en:英語

  • zh:中国語

なお,「Accept-Language」で制御できるのは,JP1/AJS3 - Web Consoleが発行するKNAKで始まるメッセージのメッセージ文だけです。メッセージ内に含まれるユニット名,コメント,実行結果詳細,引き継ぎ結果などの言語コードは,制御できません。

任意

メッセージボディ

入力情報をJSON形式で指定します。文字コードはUTF-8を使用してください。