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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド


9.5 ジョブネットやジョブの実行を一時的に中止する

ジョブネットやジョブの実行予定を一時的に中止する手順を次に示します。

なお,ジョブネットやジョブの実行は,ajsplanコマンドで一時的に中止することもできます。コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajsplan」を参照してください。

  1. [JP1/AJS3 - View]ウィンドウの機能メニューで[ステータス監視]をクリックする。

    [ステータス監視]が選択状態になります。

  2. ツリーエリアで,実行を中止したいジョブネットまたはジョブを管理するジョブグループをクリックする。

    クリックしたジョブグループが選択状態になります。

    ルートジョブネットがリストエリアに表示されます。

  3. 操作対象のジョブネット,または操作対象のジョブを管理するジョブネットをクリックし,[表示]−[デイリースケジュール]−[階層表示]を選択する。

    [デイリースケジュール(階層表示)]ウィンドウが表示されます。

  4. ツリーエリアで,操作対象のジョブネットまたはジョブをクリックする。

    クリックしたジョブネットまたはジョブが選択状態になります。

  5. 手順4で選択したジョブネットまたはジョブについて,スケジュールエリアで,実行を中止したい四角をクリックする。または,実行結果リストで,実行を中止したい行をクリックする。

  6. [操作]−[計画一時変更]−[実行中止]を選択する。

    ジョブネットまたはジョブの実行中止を確認するダイアログボックスが表示されます。

  7. [はい]ボタンをクリックする。

    ジョブネットまたはジョブの実行が一時的に中止されます。

    ルートジョブネットの場合

    計画実行登録されている場合,当回の実行世代が削除されます(当回の実行世代を表す四角が削除されます)。削除した実行IDが次回実行世代に設定されます。

    確定実行登録されている場合,次回の確定スケジュールが削除されます(確定スケジュールの実行世代を表す四角が削除されます)。

    ネストジョブネットまたはジョブの場合

    スケジュールエリアの四角が削除されます。

    実行結果リストにも,変更が反映されます。

注意事項
  • 実行中止ができるのは,「開始時刻待ち」,「先行終了待ち」,または「保留中」状態などの実行が開始していないジョブネットです。終了しているジョブネットに対して実行中止した場合は,再実行時に実行中止が有効になります。

    ajsplanコマンドを使用する場合,実行IDまたは登録番号を指定すれば,終了しているジョブネットに対して実行中止できます。

  • ジョブネットを実行中止すると,JP1/AJS3内部で通信やデータベースの更新などが実施されます。このため,一度に多数のジョブネットを選択して実行中止した場合,JP1/AJS3全体に高い負荷が掛かって処理の遅延などが起こり,運用に影響を与えるおそれがあります。複数のジョブネットを実行中止する場合は,ジョブネットごとに数秒から数分の時間を空けて実行中止してください。

補足事項
  • ジョブネットの実行は,次のウィンドウからも中止できます。

    ・[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)

    ・[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(サマリー監視画面)

    ・[マンスリースケジュール]ウィンドウ

    ・[ジョブネットモニタ]ウィンドウ

    ・[検索]ウィンドウ

  • ジョブの実行は,次のウィンドウからも中止できます。

    ・[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(サマリー監視画面)

    ・[デイリースケジュール(全ジョブ表示)]ウィンドウ

    ・[マンスリースケジュール]ウィンドウ

    ・[ジョブネットモニタ]ウィンドウ

    ・[検索]ウィンドウ