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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド


6.2.1 月単位で定義する

月単位でカレンダー情報を定義する手順を次に示します。

  1. [JP1/AJS3 - View]ウィンドウの機能メニューで[カレンダー定義]をクリックする。

    [カレンダー定義]が選択状態になります。

  2. ツリーエリアで,カレンダー情報を定義したいジョブグループをクリックする。

    クリックしたジョブグループが選択状態になります。

  3. [編集]−[カレンダー]を選択する。

    当月の[月間カレンダー編集]ウィンドウが表示されます。当日の日付が黄色の字で表示されます。

    選択したジョブグループの上位のジョブグループにカレンダー情報が定義してある場合,上位ジョブグループのカレンダー情報が[月間カレンダー編集]ウィンドウの背景色に反映されます。背景色は次のとおりです。

    • 運用日:薄い緑色

    • 休業日:橙色

    • 未設定の日:白色

    また,以前に週間標準値でカレンダー情報を定義した場合は,そのカレンダー情報が[月間カレンダー編集]ウィンドウの背景色に反映されます。背景色は次のとおりです。

    • 運用日:薄い青色

    • 休業日:薄い赤色

    • 未設定の日:白色

  4. 当月の運用日,休業日を定義する。

    次の順番で定義することを推奨します。

    1. 週間標準値で曜日単位(すべての年月に有効)

    2. カレンダーエリアの各曜日(その月だけ有効)

    3. カレンダーエリアの各日付(その月だけ有効)

    週間標準値の各曜日,カレンダーエリアの各曜日,およびカレンダーエリアの各日付をクリックすると,カレンダーエリアの該当個所の背景色が順番に切り替わります。背景色の切り替わる順番は次のとおりです。

    週間標準値の各曜日

    薄い赤色(休業日),薄い青色(運用日),白(未設定)

    カレンダーエリアの各曜日

    赤(休業日),青(運用日),白(未設定)

    カレンダーエリアの各日付

    赤(休業日),青(運用日),白(未設定)

    なお,週間標準値と,各週および各日付の定義が異なる場合,各週および各日付での定義が優先されます。

  5. 必要に応じて,翌月のカレンダー情報を定義する。

    定義する場合は,翌月ボタンをクリックし,表示されるウィンドウで翌月のカレンダー情報を定義します。

  6. [ファイル]−[保存]を選択する。

    定義した情報が保存されます。

  7. [ファイル]−[閉じる]を選択する。

    [月間カレンダー編集]ウィンドウが閉じます。

カレンダー情報の定義例

定義するカレンダーの内容は次のとおりです。

「20XX年は,年間を通じて毎週日曜日を休業日とする。ただし,当月(20XX年5月)だけは,土曜日も休業日とし,さらに月末(20XX年5月31日)も休業日とする。」

カレンダー情報の定義手順を次に示します。

  1. カレンダーエリアの日曜日の列が薄い赤色で表示されるまで,週間標準値の日曜日の欄をクリックする。

  2. カレンダーエリアの土曜日の列が赤色で表示されるまで,カレンダーエリアの土曜日の欄をクリックする。

  3. カレンダーエリアの31日の欄が赤色で表示されるまで,カレンダーエリアの31日の欄をクリックする。

カレンダー情報定義後の,20XX年5月および6月のカレンダー情報を次に示します。

図6‒1 カレンダー情報

[図データ]

注意事項

カレンダー情報の定義は,業務量が少ない時間帯に変更してください。[月間カレンダー編集]ウィンドウでのカレンダー情報の保存中は,カレンダー情報を変更するジョブグループと同一のスケジューラーサービスに実行登録されているジョブネットの実行が抑止されるため,業務に影響を及ぼすおそれがあります。ただし,定義変更前に「監視中」状態になっている起動条件付きジョブネットについては,カレンダー情報の保存中に起動条件が成立しても実行されます。

補足事項
  • カレンダー情報は,複数のユーザーが同時に編集できます。その際は,最後に保存された情報が有効になります。

  • カレンダー情報を定義できる期間は,1994年1月〜2036年12月です。

  • 週間標準値で定義した情報は,すべての年月(1994年1月〜2036年12月)に有効です。

  • [月間カレンダー編集]ウィンドウを使うと,1か月ごとにカレンダー情報を定義できますが,[年間カレンダー編集]ウィンドウを使うと,1年分のカレンダー情報を一つの画面上で定義できます。

  • ジョブグループのカレンダー情報の設定を省略した場合は,上位のジョブグループまたはスケジューラーサービスのカレンダー情報を参照します。上位ジョブグループ,スケジューラーサービスすべてのカレンダー情報の設定が省略されている場合は,運用日が仮定されます。

  • [JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)で[編集]−[カレンダー]を選択した場合に,[年間カレンダー編集]ウィンドウを表示させるように変更できます。詳細情報エリアの表示期間と合わせるため,[年間カレンダー編集]ウィンドウを表示させることを推奨します。変更方法については,「11.6.2 最初に表示するカレンダーの形式を指定する」を参照してください。

  • [月間カレンダー編集]ウィンドウについては,「12.14.5(1) [月間カレンダー編集]ウィンドウの注意事項」もあわせて参照してください。