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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド


5.4 起動条件の設定

この節では,ジョブネットに起動条件を設定する方法を説明します。

起動条件を設定する手順を次に示します。

  1. 起動条件を設定したいルートジョブネットを,[ジョブネットエディタ]ウィンドウに表示する。

  2. [排他編集]がチェックされた状態にする。

  3. [編集]−[起動条件の設定]を選択する。

    [詳細定義−[起動条件]]ダイアログボックスが表示されます。

  4. 起動条件の成立条件などを指定する。

    [定義]タブで[OR]を選択すると,手順7〜9で指定する条件のうち,どれか一つの条件が成立した時点で,ジョブネットが起動されます。

    [定義]タブで[AND]を選択すると,手順7〜9で指定する条件がすべて成立した時点で,ジョブネットが起動されます。

  5. [OK]ボタンをクリックする。

    [詳細定義−[起動条件]]ダイアログボックスが閉じます。

    起動条件を定義するための仮想的なジョブネット(「.CONDITION」という名称のジョブネット)が作成され,ツリーエリアに表示されます。

  6. ジョブネット「.CONDITION」をクリックする。

    ジョブネット「.CONDITION」用のマップエリアが表示されます。

  7. アイコンリストの[イベント]タブからイベントジョブアイコンをドラッグし,マップエリアにドロップする。

    [詳細定義−[イベントジョブ]]ダイアログボックスが表示されます。

  8. イベントジョブに属性などを定義する。

  9. [OK]ボタンをクリックする。

    [詳細定義−[イベントジョブ]]ダイアログボックスが閉じます。

  10. 必要に応じて,手順7〜9を繰り返す。

注意事項
  • 起動条件を設定できるのは,ルートジョブネットだけです。ただし,リリース登録されているルートジョブネット(リリース先ジョブネット)には,起動条件を設定できません。

  • 起動条件はルートジョブネットに対して一つだけ作成できます。複数作成できません。

補足事項
  • ジョブネット「.CONDITION」に定義するイベントジョブは,関連づけできません。

  • ジョブネット「.CONDITION」に設定した成立条件を確認または変更できます。[編集]−[起動条件の設定]を選択し,表示される[詳細定義−[起動条件]]ダイアログボックスで確認または変更します。

  • 起動条件を削除する場合は,[編集]−[起動条件の削除]を選択します。

  • 起動条件の設定の機能については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 3.4 起動条件の定義」を参照してください。