16.2 [ダッシュボード]画面
[ダッシュボード]画面では,ユニットの監視や保留属性の設定ができます。[リスト]タブをクリックすると,[リスト]画面が表示されます。
[ダッシュボード]画面は,JP1/IM2の[統合オペレーション・ビューアー]画面などからも起動できます。
[ダッシュボード]画面を次の図に示します。
自動更新を[ON]に設定すると,設定した時点から10分間隔で[ダッシュボード]画面の表示が更新されます。
[ダッシュボード]画面には,設定した監視対象の数だけ,監視対象表示エリアを表示します。監視対象は,[表示追加]ボタンをクリックすると表示される[監視対象設定]ダイアログボックスで設定できます。[監視対象設定]ダイアログボックスについては,「16.8 [監視対象設定]ダイアログボックス」を参照してください。
なお,監視対象はデフォルトで五つまで設定できます。監視対象の最大数は,環境設定ファイル(ajs3web.conf)で変更できます。環境設定ファイル(ajs3web.conf)の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 3.4.3 環境設定ファイル(ajs3web.conf)の設定項目の詳細」(Windowsの場合),またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 13.3.3 環境設定ファイル(ajs3web.conf)の設定項目の詳細」(Linuxの場合)を参照してください。
- 監視対象表示エリア
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監視対象表示エリアには,大きく分けてルートジョブネットの状態エリアと詳細情報エリアの二つのエリアがあります。なお,それぞれのエリアは折りたたんで表示できます。折りたたみ時の表示項目は,[設定]ダイアログボックスから設定できます。
折りたたみ時のエリアを次の図に示します。
図16‒3 折りたたみ時の監視対象表示エリア - ルートジョブネットの状態エリア
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[監視対象設定]ダイアログボックスで設定した監視対象日の監視対象ユニットの,実行進捗度やユニットの状態別件数などを確認できます。
ルートジョブネットの状態エリアには,次の二つの情報が表示されます。
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登録したルートジョブネットの実行進捗度と状態別件数
状態を表すアイコン(ルートジョブネット状態アイコン)をクリックして選択すると,詳細情報エリアの監視対象ユニットを,選択した状態のルートジョブネットだけに絞り込んで表示できます。
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全ユニット(ルートジョブネットを含むジョブネットおよびジョブ)単位の実行進捗度と状態別件数
状態を表すアイコン(ユニット状態アイコン)をクリックして選択すると,詳細情報エリアの監視対象ユニットを,選択した状態のユニットだけに絞り込んで表示できます。
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- 詳細情報エリア
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監視対象ユニットの実行状況を表示・確認できます。
開始日時および終了日時は,実行シミュレーション※から算出した日時です。
- 注※
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一度も実行されていないジョブネットの場合,所要時間1,200秒でシミュレートします。
実行状況は,状態を表示する[リスト]タブと,実行スケジュールを表示する[チャート]タブを切り替えて表示できます。
- [リスト]タブ
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ユニットの状態や開始日時などを一覧で確認できます。
ルートジョブネットの状態エリアでルートジョブネット状態アイコン,またはユニット状態アイコンをクリックすると,選択した状態のユニットに絞り込んで表示できます。
[リスト]タブを次の図に示します。
図16‒4 [リスト]タブ ユニットを選択してから上部のボタンをクリックすると,選択したユニットを操作できます。ボタンと操作の一覧を次の表に示します。
表16‒1 [リスト]タブのボタンと操作の一覧 項番
ボタン
操作
1
[保留設定]※
ユニットに保留を設定できます。
2
[保留解除]※
ユニットの保留を解除できます。
3
[モニタ]
[モニタ]ダイアログボックスが表示されます。
4
[マンスリー]
[マンスリースケジュール]画面が表示されます。
- [チャート]タブ
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ルートジョブネットの実行スケジュールを確認できます。
実行スケジュールは,基準時刻から24時間の範囲で表示されます。一つの監視対象の中に基準時刻が異なるルートジョブネットが存在する場合は,[基準時刻]のドロップダウンリストで基準時刻を選択でき,選択した基準時刻から24時間の範囲を表示します。また,ルートジョブネットごとの監視対象外の時間帯は灰色で表示されます。
ルートジョブネットの状態エリアでルートジョブネット状態アイコンをクリックすると,選択した状態のルートジョブネットに絞り込んで表示できます。
[チャート]タブを次の図に示します。
図16‒5 [チャート]タブ ユニットを選択してから上部のボタンをクリックすると,選択したユニットを操作できます。ボタンと操作の一覧を次の表に示します。
表16‒2 [チャート]タブのボタンと操作の一覧 項番
ボタン
操作
1
[モニタ]
[モニタ]ダイアログボックスが表示されます。
選択したユニットに状態を確認できる世代が複数ある場合は,[世代選択]ダイアログボックスが表示され,[モニタ]ダイアログボックスで表示したい世代を選択できます。
2
[マンスリー]
[マンスリースケジュール]画面が表示され,ユニットの実行スケジュールを月単位で確認できます。
- 注意事項
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詳細情報エリアで[チャート]タブを表示している場合,ユニット状態アイコンは選択できません。
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詳細情報エリアで[リスト]タブを表示していて,ユニット状態アイコンを選択している場合,[チャート]タブに表示を切り替えるとユニット状態アイコンの選択は解除されます。
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基準時刻が異なるジョブグループをまとめて監視している場合,[ダッシュボード]画面を表示したまま基準時刻を超えるたびに,監視対象表示エリアの左上に警告のアイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると,メッセージKNAK2409-Qが表示されます。
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JP1/IM2から[ダッシュボード]画面を起動する際に,表示対象のユニットや世代がない場合は,[ダッシュボード]画面が表示されません。
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[ダッシュボード]画面の表示対象のユニット完全名にマルチバイト文字を多く含む場合,JP1/IM2から起動する際のURLの長さがInternet Explorerの制限を超えてしまうため,[ダッシュボード]画面の起動に失敗するおそれがあります。このような場合,FirefoxまたはGoogle Chromeの使用を検討してください。なお,FirefoxまたはGoogle Chromeを使用する場合は,既定のブラウザーをFirefoxまたはGoogle Chromeにする必要があります。
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[ダッシュボード]画面を表示したまま一定時間操作や更新をしなかった場合,セッションタイムアウトが発生します。セッションタイムアウトが発生すると,エラーメッセージが表示され,Webブラウザーが閉じます。
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FirefoxまたはGoogle Chromeを使用している場合,[ダッシュボード]画面で[ログアウト]ボタンまたは[閉じる]ボタンをクリックしたり,セッション無効エラーなどのWebブラウザーのクローズ処理を伴うエラーが発生したりしても,Webブラウザーは閉じないでログイン画面が表示されます。
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[ダッシュボード]画面起動時にエラーが発生すると,ログイン画面が表示されない場合があります。この場合は,Webブラウザーを手動で閉じてください。
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- [ダッシュボード]画面から表示される画面一覧
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項番
画面名
参照先
1
[マンスリースケジュール]画面
2
[モニタ]ダイアログボックス
3
[監視対象設定]ダイアログボックス
4
[世代選択]ダイアログボックス
5
[設定]ダイアログボックス
6
[操作許可設定の適用]ダイアログボックス