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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド


13.1.5 マネージャー・エージェント構成でイベントジョブの実行先ホストにエイリアスホスト名を使用したい

マネージャー・エージェント構成でJP1/AJS3を運用している場合に,イベントジョブの実行先ホスト名をエイリアスホスト名で指定する必要が出てきたとします。ここでは,エージェントホストをエイリアスホスト名で指定する方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 実現したいこと

次のようなマネージャー・エージェント構成の場合に,イベントジョブの実行先ホスト(エージェントホスト)にエイリアスホスト名を指定したい。

[図データ]

マネージャー・エージェント構成については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 2.2.2 マネージャー・エージェント構成の例」を参照してください。

(2) 解決方法

マネージャーホストとエージェントホスト間の通信では,各ホストのホスト名から求まるIPアドレスを使用します。このため,マネージャーホストとエージェントホストで互いのホスト名について正しく名前解決できるように設定する必要があります。

実ホスト名がhostAであるエージェントホストに対して,hostBというエイリアスホスト名を定義する場合,マネージャーホスト上で,エージェントホストの実ホスト名とエイリアスホスト名から同じIPアドレスが得られるように,hostsファイル,DNS,jp1hosts,またはjp1hosts2を設定してください。

ここでは,hostsファイルの設定例を示します。次のように設定してください。

図13‒13 ホスト名をエイリアス定義する場合のhostsファイルの設定例

[図データ]

(3) 適用契機

マネージャーホストおよびエージェントホストの構築時に設定してください。

(4) マニュアル記載個所

項目

詳細項目

参照個所

概要

マネージャー・エージェント構成

マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 2.2.2 マネージャー・エージェント構成の例」

マネージャー・エージェント構成でのエイリアスホスト名の使用

マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 2.2.2(4) マネージャー・エージェント構成時の注意事項」

jp1hostsまたはjp1hosts2

マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」