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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド


8.3.3 待ち合わせ対象ユニットの状態および待ち合わせ状態から,待ち合わせの状況を確認する

JP1/AJS3 - Viewの[ジョブネットモニタ]ウィンドウなどで待ち合わせ条件付きユニットを監視している場合,設定している待ち合わせ対象ユニットの状態および待ち合わせ状態は,[待ち合わせ条件の状態一覧]ウィンドウを表示することで確認できます。同様に,Web GUIの[モニタ]ダイアログボックスなどで待ち合わせ条件付きユニットを監視している場合は,[待ち合わせ条件の状態一覧]ダイアログボックスを表示することで確認できます。JP1/AJS3 - Viewの[待ち合わせ条件の状態一覧]ウィンドウおよびWeb GUIの[待ち合わせ条件の状態一覧]ダイアログボックスでは,待ち合わせ対象ユニットが一覧で表示され,それぞれの待ち合わせ対象ユニットについて,実行状態や待ち合わせ状態を確認できます。

また,JP1/AJS3 - Viewでは,[待ち合わせ条件の状態一覧]ウィンドウから,待ち合わせ対象ユニットを監視する[ジョブネットモニタ]ウィンドウを表示することもできます。

待ち合わせ条件の確認方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 2.2.5(8) 待ち合わせ対象ユニットの確認方法」を参照してください。

JP1/AJS3 - Viewの[待ち合わせ条件の状態一覧]ウィンドウの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 12.12 [待ち合わせ条件の状態一覧]ウィンドウ」を参照してください。Web GUIの[待ち合わせ条件の状態一覧]ダイアログボックスについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 16.28 [待ち合わせ条件の状態一覧]ダイアログボックス」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 待ち合わせ対象ユニットが起動条件を使用する場合に,待ち合わせの状況を確認する

起動条件を使用する待ち合わせ対象ユニットをJP1/AJS3 - Viewの[待ち合わせ条件の状態一覧]ウィンドウまたはWeb GUIの[待ち合わせ条件の状態一覧]ダイアログボックスで表示すると,待ち合わせ対象ユニットの情報として監視世代の情報が表示されます。監視世代の状態および待ち合わせ状態から,待ち合わせの状況を把握できます。

例えば,「実行世代に異常終了がある場合」の設定を「実行を開始しない」にしている場合,監視世代の状態と待ち合わせ状態から,次のことが把握できます。

(例1)監視世代が「監視正常終了」状態で待ち合わせ状態が「完了」の場合

待ち合わせが正常に完了しました。

(例2)監視世代が「監視中」状態で待ち合わせ状態が「未完了」の場合

監視世代が実行終了していないため,待ち合わせは完了していません。実行世代に異常終了した世代があるかどうかは,[マンスリースケジュール]ウィンドウや[デイリースケジュール]ウィンドウを表示して確認します。

(例3)監視世代が「監視正常終了」状態で待ち合わせ状態が「未完了」の場合

実行世代が実行終了していません。実行世代が「実行中」状態,または「異常検出終了」状態であると考えられます。[マンスリースケジュール]ウィンドウや[デイリースケジュール]ウィンドウを表示して,正常終了していない実行世代を確認します。