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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド


7.10.2 運用プロファイルの設定変更の手順

運用プロファイルの設定を変更する手順について説明します。

運用プロファイルの状態を確認するには,ajsprofstatusコマンドを実行します。ajsprofstatusコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajsprofstatus」を参照してください。

運用プロファイルは,環境設定ファイル格納フォルダに保存します。環境設定ファイル格納フォルダは,次のフォルダです。

〈この項の構成〉

(1) 運用プロファイルを有効化する,または適用している運用プロファイルの設定を変更する

運用プロファイルを有効化する手順を,次に示します。適用している運用プロファイルの設定を変更する場合も,同様の手順です。

  1. 運用プロファイルを作成または変更する。

    運用プロファイルを作成または変更し,環境設定ファイル格納フォルダに保存します。

    運用プロファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 21.1 運用プロファイルを使用した機能の設定」を参照してください。

  2. 運用プロファイルの設定を反映する。

    次の操作を実施すると,作成した運用プロファイルの設定が反映されます。

    • JP1/AJS3サービスが起動していない場合

      JP1/AJS3サービスを起動します。該当するホストに構築されているすべてのスケジューラーサービスの,運用プロファイルの設定が有効になります。

    • JP1/AJS3サービスが起動している(スケジューラーサービスは停止している)場合

      次のどちらかの操作をします。

      ・スケジューラーサービスを起動します。起動するスケジューラーサービスの,運用プロファイルの設定が有効になります。

      ajsprofalter -m setコマンドを実行します。-Fオプションに指定したスケジューラーサービスの,実行エージェントプロファイルの設定が有効になります。

    • JP1/AJS3サービスが起動している(スケジューラーサービスは起動している)場合

      ajsprofalter -m setコマンドを実行します。-Fオプションに指定するスケジューラーサービスの,運用プロファイルの設定が有効になります。

(2) 運用プロファイルを無効化する

運用プロファイルの無効化には,一時的な無効化と永続的な無効化の2種類があります。それぞれの手順を次に示します。

(a) 運用プロファイルを一時的に無効化する

  1. ajsprofalter -m unsetコマンドを実行する。

    -Fオプションに指定するスケジューラーサービスの,運用プロファイルの設定が無効になります。

注意事項

一時的に無効化した運用プロファイルは,次の操作で有効化されます。

  • JP1/AJS3サービスを再起動する

  • 一時的に無効化したスケジューラーサービスを再起動する

  • ajsprofalter -m setコマンドを実行する

(b) 運用プロファイルを永続的に無効化する

  1. ajsprofalter -m unsetコマンドを実行する。

    -Fオプションに指定するスケジューラーサービスの,運用プロファイルの設定が無効になります。

  2. 環境設定ファイル格納フォルダにある運用プロファイルを,移動または削除する。

    この操作を実施することによって,JP1/AJS3サービスを再起動したり,スケジューラーサービスを再起動したりしても,運用プロファイルが有効化されることはありません。