7.11.1 接続元制限の有効と無効を切り替える
接続元制限の有効と無効を切り替えるには,JP1/AJS3サービスおよびJP1/AJS3 Queueless Agentサービスの両方が停止している状態で,環境設定パラメーターCONNECTIONRESTRICTIONの設定を変更してください。どちらか一方だけが起動している状態で接続元制限の設定を変更してもう一方のサービスを起動すると,JP1/AJS3サービスとJP1/AJS3 Queueless Agentサービスで接続元制限の有効/無効が不一致になることがあります。
JP1/AJS3への接続元制限は,デフォルトでは無効になっています。JP1/AJS3への接続元制限を無効から有効に変更する手順については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 21.2 JP1/AJS3への接続を制限する設定」を参照してください。
JP1/AJS3への接続元制限を有効から無効に変更する手順を次に示します。
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JP1/AJS3のサービスを停止する。
- Windowsの場合
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Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]で[サービス]を選択し,次に示すサービスを停止する。
・JP1/AJS3サービス
・JP1/AJS3 Queueless Agentサービス※
- UNIXの場合
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次のコマンドを実行して,プロセスがすべて停止していることを確認します。
# /opt/jp1ajs2/bin/jajs_ spmd_stop
# /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
# /opt/jp1ajs2/bin/ajsqlstop※
# /opt/jp1ajs2/bin/ajsqlstatus※
- 注※
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キューレスジョブを使用している場合だけ実行する必要があります。
論理ホストの場合,キューレスエージェントサービスを停止しないで,ajsqldetachコマンドなどでキューレスエージェントサービスから論理ホストをデタッチしてください。
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次のコマンドを実行して,環境設定パラメーターCONNECTIONRESTRICTIONを設定する。
jajs_config -k "[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}※\JP1AJS2COMMON]" "CONNECTIONRESTRICTION"="none"
- 注※
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{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
環境設定パラメーターCONNECTIONRESTRICTIONの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.11.2(5) CONNECTIONRESTRICTION」を参照してください。
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手順1で停止したサービスを再起動する。
接続元制限が無効になります。
なお,手順1でキューレスエージェントの論理ホストをデタッチした場合,ajsqlattachコマンドで論理ホストをアタッチしてください。
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接続許可設定ファイルを削除または移動する。
必要に応じて,接続許可設定ファイルを削除または移動してください。