3.1.1 退避・回復の機能
ユニットの定義情報の退避・回復には,次の二つの方法があります。
-
ajsprint,ajsdefineコマンドを実行する
ユニットの定義情報を任意のファイルに格納して退避・回復します。
-
ajsbackup,ajsrestoreコマンドを実行する
ユニットの定義情報を退避ボックスに退避ファイルとして格納し,退避・回復します。また,JP1/AJS3 - Viewでも同等の操作ができます。
ユニットの退避・回復の機能と使用するコマンドの対応について次の表に示します。
機能 |
使用するコマンド |
|
---|---|---|
ユニットの定義内容の出力 |
ajsprint※1 |
|
ユニットの定義 |
ajsdefine※1 |
|
ユニットの退避 |
ajsbackup※2 |
|
ユニットの回復 |
ajsrestore※2 |
|
退避ボックスの削除 |
ajsbkudel |
|
退避ボックスの属性変更と表示 |
所有者 |
chown※3 |
グループ |
chgrp※3 |
|
許可モード |
chmod※3 |
|
名称変更 |
mv※3 |
|
退避ファイル名の一覧 |
ls※3 |
|
退避ボックス内のユニットの一覧表示 |
ajsrestore |
- 注※1
-
任意のファイルで,ユニットを退避・回復する方法です。他ホストにユニットを配布する場合や業務の内容ごとにまとめて退避する必要がない場合に使用します。
- 注※2
-
JP1/AJS3の退避ファイルで,ユニットを退避・回復する方法です。
この操作は[JP1/AJS3 - View]ウィンドウのメニューからも実行できます。操作方法については,「3.3 ajsbackup,ajsrestoreコマンドまたはJP1/AJS3 - Viewによるジョブネットの退避・回復の操作」を参照してください。他ホストにユニットを配布しない場合や業務の内容ごとにまとめて退避する必要がある場合に使用します。
- 注※3
-
UNIXのコマンドです。