Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


付録E.1 秘密鍵の作成

JP1/AJS3 - Web Consoleが提供している秘密鍵を作成するためのコマンドです。JP1/AJS3 - Web Consoleのバージョンによって,提供しているコマンドが異なります。

形式

JP1/AJS3 - Web Console 11-10-02以前または11-00-10以前の場合

keygen -rand 乱数生成に利用するファイルのパス -out 秘密鍵ファイルのパス [-bits 秘密鍵のビット長]

keygenコマンドのパスは,Windowsの場合「JP1/AJS3 - Web Consoleのインストール先フォルダ\uCPSB\httpsd\sbin\keygen」,Linuxの場合「/opt/jp1ajs3web/uCPSB/httpsd/sbin/keygen」です。

上記以外のバージョンの場合

Windowsのとき
openssl.bat genrsa -rand 乱数生成に利用するファイル名 -out 秘密鍵 ファイルのパス [秘密鍵のビット長]

openssl.batのパスは,「JP1/AJS3 - Web Consoleのインストール先フォルダ\uCPSB\httpsd\sbin\openssl.bat」です。

openssl.batの実行権限については,OpenSSLの公式サイトを参照してください。

Linuxのとき
openssl.sh genrsa -rand 乱数生成に利用するファイル名 -out 秘密鍵ファイルのパス [秘密鍵のビット長]

openssl.shのパスは,「/opt/jp1ajs3web/uCPSB/httpsd/sbin/openssl.sh」です。

openssl.shの実行権限については,OpenSSLの公式サイトを参照してください。

引数
-rand 乱数生成に利用するファイルのパス

乱数生成に利用する任意のファイルのパスを指定します。乱数生成用のファイルは,十分大きい適当なファイル(例:C:\WINNT\NOTEPAD.EXE)を指定してください。

-out 秘密鍵ファイルのパス

秘密鍵を出力するファイルのパスを指定します。

-bits 秘密鍵のビット長

keygenコマンドの場合に作成する秘密鍵のビット長を指定します。指定できるビット長は次のとおりです。

  • 512

  • 1024

  • 2048

  • 4096

この引数を省略した場合,「1024」が仮定されます。

秘密鍵のビット長

openssl.bat genrsaコマンドもしくはopenssl.sh genrsaコマンドの場合に作成する秘密鍵のビット長を指定します。指定できるビット長は次のとおりです。

  • 512

  • 1024

  • 2048

  • 4096

この引数を省略した場合,「2048」が仮定されます。

使用例1

keygenコマンドを使用して秘密鍵(httpsdkey.pem)を作成する場合の使用例を次に示します。

keygen -rand C:\WINNT\NOTEPAD.EXE -out httpsdkey.pem -bits 2048
使用例2

openssl.bat genrsaコマンドを使用して秘密鍵(httpsdkey.pem)を作成する場合の使用例を次に示します。

openssl.bat genrsa -rand C:\WINNT\NOTEPAD.EXE -out httpsdkey.pem 2048