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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


24.4.2 スケジューラーサービスの削除

スケジューラーサービスを削除する際,データベースは起動しておく必要があります。また,次に示すファイルは自動では削除されません。不要な場合は,手動で削除してください。

〈この項の構成〉

(1) Windowsホストの場合

  1. JP1/AJS3サービスを停止する。

  2. jajs_setupコマンドを実行して,スケジューラーサービスを削除する。

    次のコマンドを実行します。

    jajs_setup -e -F スケジューラーサービス名

    jajs_setupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド jajs_setup」を参照してください。

    なお,スケジューラーサービスを削除すると,スケジューラーサービス追加時にデータベースに作成したテーブルも削除されます。

  3. スケジューラーサービスを追加したときに作成したフォルダを削除する。

    jajs_setupコマンド実行時に作成した,次のフォルダを削除してください。

    • -dオプションに指定したデータベースフォルダ

    • -tオプションに指定したテンポラリーフォルダ

    • -jオプションに指定したジョブ情報フォルダ

    • -bオプションに指定した退避情報フォルダ

  4. スケジューラーサービス単位でトレースログを出力している場合は,削除したスケジューラーサービスのトレースログファイルを削除する。

    環境設定パラメーターTRACELOGDIVに「yes」を設定している場合は,スケジューラーサービス単位でトレースログが出力されます。この場合,トレースログファイルは環境設定パラメーターTRACELOGDIVDIRに指定したフォルダに「tracelog_スケジューラーサービス名」という名前で出力されているので,削除したスケジューラーサービスのトレースログファイルを削除してください。

  5. JP1/AJS3サービスを再起動する。

    手順1で停止したサービスを再起動し,スケジューラーサービスが削除されていることを確認してください。

(2) Linuxホストの場合

  1. jajs_spmd_stopコマンドを実行して,JP1/AJS3サービスを停止する。

  2. ajsshmdelコマンドを実行して,スケジューラーサービスの情報を削除する。

    ajsshmdelコマンドのパスは,「/opt/jp1ajs2/bin/ajsshmdel」です。

    (例)shの場合

    /opt/jp1ajs2/bin/ajsshmdel >/dev/null 2>&1

    (例)cshの場合

    /opt/jp1ajs2/bin/ajsshmdel >&/dev/null
  3. jajs_setupコマンドを実行して,スケジューラーサービスを削除する。

    次のコマンドを実行します。

    jajs_setup -e -F スケジューラーサービス名

    jajs_setupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド jajs_setup」を参照してください。

    なお,スケジューラーサービスを削除すると,スケジューラーサービス追加時にデータベースに作成したテーブルも削除されます。

  4. スケジューラーサービスを追加したときに作成したディレクトリを削除する。

    jajs_setupコマンド実行時に作成した,次のディレクトリを削除してください。

    • -dオプションに指定したデータベースディレクトリ

    • -tオプションに指定したテンポラリーディレクトリ

    • -jオプションに指定したジョブ情報ディレクトリ

    • -bオプションに指定した退避情報ディレクトリ

  5. スケジューラーサービス単位でトレースログを出力している場合は,削除したスケジューラーサービスのトレースログファイルを削除する。

    環境設定パラメーターTRACELOGDIVに「yes」を設定している場合は,スケジューラーサービス単位でトレースログが出力されます。この場合,トレースログファイルは環境設定パラメーターTRACELOGDIVDIRに指定したディレクトリに「tracelog_スケジューラーサービス名」という名前で出力されているので,削除したスケジューラーサービスのトレースログファイルを削除してください。

  6. JP1/AJS3サービスを起動する。

    追加したスケジューラーサービスが削除されます。