Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


22.1.2 JP1/AJS3 - Managerのインストール後に仮想マシンを複製する手順(複製元の作業)

JP1/AJS3 - Managerのインストール後に仮想マシンを複製する場合,複製元の仮想マシンで必要な手順を次に示します。

  1. 仮想マシンにJP1/Baseをインストールする。

    インストール手順については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

  2. JP1/Baseをセットアップする。

    セットアップ手順については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

  3. 仮想マシンにJP1/AJS3 - Managerをインストールする。

    インストール手順については,「2.2.3 JP1/AJS3シリーズプログラムをインストールする」(Windowsの場合)または「12.2 JP1/AJS3シリーズプログラムのインストール」(UNIXの場合)を参照してください。

  4. JP1/AJS3サービスを起動し,統合トレースログにエラーメッセージが出力されていないことを確認する。

    注意事項

    JP1/AJS3サービスを起動したあとは,ジョブの実行などの操作をしないでください。

  5. JP1/AJS3サービスを停止する。

  6. 組み込みDBが起動している場合は,ajsembdbstopコマンドを実行して組み込みDBを停止する。

    組み込みDBが起動しているかどうかは,ajsembdbstatusコマンドで確認できます。

    ajsembdbstopコマンドについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajsembdbstop」を参照してください。

  7. ディスク複製インストール時の複製前にJP1/Baseで必要な作業を実施する。

    ディスク複製インストール時にJP1/Baseで必要な作業については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

  8. 組み込みDBシステム構成ファイルをテキストエディターで開き,複製元ホスト名の記述を削除する。

    バージョン12-10以降のJP1/AJS3 - Managerを新規インストールした場合,この手順は不要です。

    組み込みDBシステム構成ファイルを次に示します。

    Windowsの場合

    組み込みDB運用ディレクトリ\conf\pdsys

    UNIXの場合

    組み込みDB運用ディレクトリ/conf/pdsys

    ファイルの編集例を次に示します。

    変更前

    pdstart -t SDS -s ajs2 -u unt1 -m 127.0.0.1,複製元ホスト名

    変更後

    pdstart -t SDS -s ajs2 -u unt1 -m 127.0.0.1

  9. JP1/BaseサービスおよびJP1/AJS3サービスの自動起動を抑止する。

    複製先の仮想マシンでサービスが自動で起動しないように,サービスの自動起動を抑止します。

    JP1/Baseサービスの自動起動の抑止方法については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

    JP1/AJS3サービスの自動起動の抑止方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 4.2.4 JP1/AJS3のサービスの自動起動および自動終了の設定」を参照してください。

  10. JP1/Baseサービス,JP1/AJS3サービス,および関連サービスがすべて停止していることを確認して,仮想マシンをシャットダウンする。

  11. 仮想マシンを複製する。

    詳細については,仮想化ソフトウェアのドキュメントを参照してください。