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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


15.6.1 ジョブ実行時のエラーメッセージをsyslogに出力するための設定

ジョブ実行時に発生するエラーメッセージ(KAVSメッセージ,KAVTメッセージ,およびKAVUメッセージ)をsyslogにも出力し,JP1/AJS3のジョブ実行時のエラー監視をsyslogだけで行うことができます。

ジョブのエラーメッセージをsyslogに出力するための定義手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 定義手順

  1. JP1/AJS3のサービスを停止する。

    次のコマンドを実行して,プロセスがすべて停止していることを確認します。

    # /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop
    # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
    注※

    自動停止の設定がされていることを確認してください。

  2. 次のコマンドを実行して,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。

    jajs_config -k "定義キー名" "環境設定パラメーター名"=定義内容
  3. JP1/AJS3を再起動する。

    設定した内容が反映されます。

(2) 環境設定パラメーター一覧

表15‒69 ジョブ実行時のエラーメッセージをsyslogに出力する設定をするための環境設定パラメーター

定義キー

環境設定パラメーター

定義内容

[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2COMMON]

"SYSLOGJOBMSG"=

ジョブのエラーメッセージをsyslogにも出力するかどうかの設定

注※

{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。

環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,「20.11.2(2) SYSLOGJOBMSG」を参照してください。