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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


15.2.10 マクロ変数の展開失敗時の動作の設定

ジョブの実行時にマクロ変数の引き継ぎ情報の展開が失敗した場合,そのジョブネットの状態を「起動失敗」にするか,マクロ変数名を文字列として扱いそのままジョブネットを実行させるかを設定できます。

ジョブ実行時にマクロ変数の引き継ぎに失敗した場合の動作を設定するための方法を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 定義手順

  1. JP1/AJS3のサービスを停止する。

    次のコマンドを実行して,プロセスがすべて停止していることを確認します。

    # /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop
    # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
    注※

    自動停止の設定がされていることを確認してください。

  2. 次のコマンドを実行して,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。

    jajs_config -k "定義キー名" "環境設定パラメーター名"=定義内容
  3. JP1/AJS3を再起動する。

    設定した内容が反映されます。

(2) 環境設定パラメーター一覧

表15‒28 マクロ変数の展開失敗時の動作を指定するための環境設定パラメーター

定義キー

環境設定パラメーター

定義内容

[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2COMMON]

"MACROCHANGEFAIL"=

イベントジョブ,および実行登録時に指定したマクロ変数の展開失敗時の動作

注※

{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。

環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,「20.11.2(3) MACROCHANGEFAIL」を参照してください。