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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


14.2.2 jbssetcnfコマンドを使用した環境設定パラメーターの設定手順

変更する環境設定パラメーターの定義内容を記述した設定ファイルを作成して,jbssetcnfコマンドを使用して共通定義情報へ登録する手順を,次に示します。

  1. JP1/AJS3のサービスを停止する。

    次のコマンドを実行して,プロセスがすべて停止していることを確認します。

    # /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop
    # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
    注※

    自動停止の設定がされていることを確認します。

  2. 変更用の設定ファイルを作成する。

    viなどのエディターで,変更や追加が必要な環境設定パラメーターを記述した変更用の設定ファイルを作成します。

    設定ファイルのファイル名は任意です。

    例えば,次の環境設定パラメーターを定義するとします。

    定義キー

    環境設定パラメーター

    設定値

    [JP1_DEFAULT\JP1AJSMANAGER\AJSROOT1]

    "LOGSIZE"=

    00002800(16進数)

    "AJSLOG"=

    "all"

    [JP1_DEFAULT\JP1AJSMANAGER\AJSROOT2]

    "LOGSIZE"=

    00005000(16進数)

    "AJSLOG"=

    "all"

    記述例を次に示します。

    [JP1_DEFAULT\JP1AJSMANAGER\AJSROOT1]
    "LOGSIZE"=dword:00002800
    "AJSLOG"="all"
    [JP1_DEFAULT\JP1AJSMANAGER\AJSROOT2]
    "LOGSIZE"=dword:00005000
    "AJSLOG"="all"
  3. 設定ファイルを保存する。

  4. 共通定義情報に登録する。

    次のコマンドを実行して,変更または追加した環境設定パラメーターの内容を共通定義情報に登録します。

    jbssetcnf 設定ファイル名

    jbssetcnfコマンドのパスは,「/opt/jp1base/bin/jbssetcnf」です。

  5. JP1/AJS3を再起動する。

    登録した環境設定パラメーターの内容がJP1/AJS3に反映されます。