Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


13.2.2 JP1/AJS3 - Agentのセットアップ

この項では,JP1/AJS3 - Agentのセットアップについて説明します。JP1/AJS3 - Agentのセットアップには,スーパーユーザーの実行権限が必要です。

JP1/Baseのセットアップが完了したら,JP1/AJS3 - Agentをセットアップします。

JP1/AJS3を起動するユーザーのumaskには,JP1/AJS3のコマンドを実行するすべてのユーザーから参照・更新できるumaskを設定してください。

なお,ここでは,JP1/AJS3を動作させるために,基本となるセットアップ方法を説明します。業務に合わせて設定を変更したい場合は,必要に応じて次に示す個所を参照してください。

設定または変更したい内容

参照個所

環境設定パラメーターの設定手順

14.2節

JP1/AJS3への接続を制限する設定手順

21.2節

ジョブ実行時のワークパスを変数として定義する

15.2.1

エージェントのパイプ通信タイムアウト値の変更

15.2.15

ジョブプロセス実行準備完了通知時のタイムアウト値の設定

15.2.16

イベントジョブのログサイズ設定の変更

15.3.1

ファイル監視ジョブの状態引き継ぎオプションの設定

15.3.3

JP1/AJS3サービスの自動起動および自動終了の設定

15.9.1

JP1/AJS3定義内容の事前チェック機能の設定

15.5.1

ログ情報の採取

16章

クラスタ運用時のセットアップ

17章

〈この項の構成〉

(1) セットアップの手順

JP1/AJS3 - Agentのセットアップの手順を次に示します。

  1. 必要に応じて,環境設定パラメーターを変更する。

    すべての環境設定パラメーターをJP1/AJS3が推奨する値で使用する場合は,この操作は不要です。環境設定パラメーターの変更は,jajs_configコマンドまたはJP1/Baseが提供するjbssetcnfコマンドを使用します。

    jajs_configコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド jajs_config」を参照してください。jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

  2. システムおよびユーザー環境をセットアップする。

    システムおよびユーザー環境のセットアップについては,「13.4 システムおよびユーザー環境で必要なセットアップ」を参照してください。

  3. 必要に応じて,JP1/AJS3サービスの自動起動・終了方法を設定する。

    JP1/AJS3サービスの自動起動・終了方法の設定については,「15.9.1 JP1/AJS3サービスの自動起動および自動終了の設定」を参照してください。

これでセットアップは終了です。