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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


12.2.8 組み込みDBのバージョンアップインストール

JP1/AJS3 - Managerをバージョンアップインストールしたあとに,リリースノートを参照して組み込みDBのバージョンを確認し,リリースノートのバージョンと異なる場合は組み込みDBのバージョンアップインストールを実施してください。複数の組み込みDBが存在する場合は,すべての組み込みDBに対してバージョンアップインストールを実施してください。

組み込みDBをバージョンアップインストールする手順を次に示します。

なお,次に示す手順で記載するコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 組み込みDBをバージョンアップインストールする場合

組み込みDBをバージョンアップインストールする手順を次に示します。

  1. すべてのJP1/AJS3サービスを終了する。

  2. 組み込みDBを起動する。

    ajsembdbstartコマンドに-id _JFnnは0〜9またはA〜Zのどれか)オプションを指定して実行します。

  3. 組み込みDBの稼働状態を確認する。

    ajsembdbstatusコマンドに-s ust -id _JFnオプションを指定して実行し,組み込みDBが稼働状態になっていること(UNIT-STATがONLINEになっていること)を確認します。

  4. 組み込みDBを正常停止する。

    ajsembdbstopコマンドに-id _JFnオプションを指定して実行します。なお,-fオプションは指定しないでください。

  5. 組み込みDBの稼働状態を確認する。

    ajsembdbstatusコマンドに-s ust -id _JFnオプションを指定して実行し,組み込みDBが停止状態になっていること(UNIT-STATがSTOPになっていること)を確認します。

  6. ajsembdbinstlコマンドを実行して組み込みDBをバージョンアップインストールする。

  7. 組み込みDBの稼働状態を確認する。

    ajsembdbstatusコマンドに-s ust -id _JFnオプションを指定して実行し,組み込みDBが停止状態になっていること(UNIT-STATがSTOPになっていること)を確認します。組み込みDBが稼働状態の場合は,ajsembdbstopコマンドを実行して組み込みDBを正常停止してください。

  8. 手順1で停止したサービスを起動する。

(2) クラスタ構成で組み込みDBをバージョンアップインストールする場合

クラスタ構成で組み込みDBをバージョンアップインストールする場合は,次のとおり実施してください。