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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


3.4.9 J2EEサーバ用オプション定義ファイル(usrconf.cfg)の設定項目の詳細

J2EEサーバ用オプション定義ファイル(usrconf.cfg)の記述形式や設定項目の詳細について説明します。

〈この項の構成〉

(1) ファイルの格納場所

usrconf.cfgの格納場所を次に示します。

JP1/AJS3 - Web Consoleのインストール先フォルダ\uCPSB\CC\server\usrconf\ejb\ajs3web

(2) ファイルの編集手順

usrconf.cfgの編集手順を次に示します。クラスタ運用時は,編集手順に従い,実行系と同じ定義内容を待機系で設定してください。

  1. JP1/AJS3 Web Application Serverサービスを停止する。

  2. usrconf.cfgを任意のフォルダにバックアップする。

  3. usrconf.cfgをテキストエディターで開く。

  4. 定義内容を変更する。

  5. 文字コードUTF-8でファイルを保存する。

  6. JP1/AJS3 Web Application Serverサービスを起動する。

(3) 設定が有効になるタイミング

JP1/AJS3 Web Application Serverサービス起動時

(4) 記述形式

usrconf.cfgの記述形式を次に示します。

(省略)
# java vm options
#add.jvm.arg=-Xms256m
add.jvm.arg=-XmxWeb Consoleサーバ上のアプリケーションが使用するJavaヒープの最大サイズ
(省略)

なお,「#」から始まる行はコメント行です。

(5) 設定項目

設定項目について説明します。

(a) Web Consoleサーバ上のアプリケーションが使用するJavaヒープの最大サイズ

Web Consoleサーバ上のアプリケーションが使用するJavaヒープの最大サイズを指定します。

指定できる値

512〜5120(単位:メガバイト)

デフォルト値

2048(単位:メガバイト)

推奨値

デフォルト値

指定値の最後に必ず「m」を付けてください。

最大サイズをデフォルトから変更したい場合に,運用に合わせて最大サイズを変更します。メモリー所要量については,リリースノートを参照してください。

(6) 設定例

usrconf.cfgの設定例を次に示します。

(省略)
# java vm options
#add.jvm.arg=-Xms256m
add.jvm.arg=-Xmx2048m
(省略)

(7) 注意事項