3.4.7 ワーカー定義ファイル(workers.properties)の設定項目の詳細
ワーカー定義ファイル(workers.properties)の記述形式や設定項目の詳細について説明します。
(1) ファイルの格納場所
workers.propertiesの格納場所を次に示します。
JP1/AJS3 - Web Consoleのインストール先フォルダ\uCPSB\CC\web\redirector
(2) ファイルの編集手順
workers.propertiesの編集手順を次に示します。クラスタ運用時は,編集手順に従い,実行系と同じ定義内容を待機系で設定してください。
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JP1/AJS3 HTTP Serverサービスを停止する。
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workers.propertiesを任意のフォルダにバックアップする。
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workers.propertiesをテキストエディターで開く。
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定義内容を変更する。
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文字コードUTF-8でファイルを保存する。
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JP1/AJS3 HTTP Serverサービスを起動する。
(3) 設定が有効になるタイミング
JP1/AJS3 HTTP Serverサービス起動時
(4) 記述形式
workers.propertiesの記述形式を次に示します。
(省略) worker.list=worker1 worker.worker1.port=HTTPサーバとJ2EEサーバが通信する際に使用するポート番号 (省略)
なお,「#」から始まる行はコメント行です。
(5) 設定項目
設定項目について説明します。
(a) HTTPサーバとJ2EEサーバが通信する際に使用するポート番号
Web Consoleサーバ内で,HTTPサーバとJ2EEサーバが通信する際に使用するポート番号を指定します。デフォルトでは,「22254」が指定されています。
ポート番号をデフォルトから変更したい場合,環境に合わせてポート番号を変更します。worker.worker1.portの設定値は,J2EEサーバ用ユーザープロパティファイル(usrconf.properties)のwebserver.connector.ajp13.portの設定値と一致させてください。詳細については,「3.4.6 J2EEサーバ用ユーザープロパティファイル(usrconf.properties)の設定項目の詳細」を参照してください。
(6) 注意事項
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ここで説明した設定項目以外の記述は,変更しないでください。
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設定が不正な場合,JP1/AJS3 HTTP Serverサービスが起動しません。