Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


3.4.7 ワーカー定義ファイル(workers.properties)の設定項目の詳細

ワーカー定義ファイル(workers.properties)の記述形式や設定項目の詳細について説明します。

〈この項の構成〉

(1) ファイルの格納場所

workers.propertiesの格納場所を次に示します。

JP1/AJS3 - Web Consoleのインストール先フォルダ\uCPSB\CC\web\redirector

(2) ファイルの編集手順

workers.propertiesの編集手順を次に示します。クラスタ運用時は,編集手順に従い,実行系と同じ定義内容を待機系で設定してください。

  1. JP1/AJS3 HTTP Serverサービスを停止する。

  2. workers.propertiesを任意のフォルダにバックアップする。

  3. workers.propertiesをテキストエディターで開く。

  4. 定義内容を変更する。

  5. 文字コードUTF-8でファイルを保存する。

  6. JP1/AJS3 HTTP Serverサービスを起動する。

(3) 設定が有効になるタイミング

JP1/AJS3 HTTP Serverサービス起動時

(4) 記述形式

workers.propertiesの記述形式を次に示します。

(省略)
worker.list=worker1
worker.worker1.port=HTTPサーバとJ2EEサーバが通信する際に使用するポート番号
(省略)

なお,「#」から始まる行はコメント行です。

(5) 設定項目

設定項目について説明します。

(a) HTTPサーバとJ2EEサーバが通信する際に使用するポート番号

Web Consoleサーバ内で,HTTPサーバとJ2EEサーバが通信する際に使用するポート番号を指定します。デフォルトでは,「22254」が指定されています。

ポート番号をデフォルトから変更したい場合,環境に合わせてポート番号を変更します。worker.worker1.portの設定値は,J2EEサーバ用ユーザープロパティファイル(usrconf.properties)のwebserver.connector.ajp13.portの設定値と一致させてください。詳細については,「3.4.6 J2EEサーバ用ユーザープロパティファイル(usrconf.properties)の設定項目の詳細」を参照してください。

(6) 注意事項