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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


6.1.8 待ち合わせ条件を使用するための設定

異なるジョブネットにあるユニット間の実行順序を,待ち合わせ条件を使用して制御する場合,待ち合わせ条件を有効にしておく必要があります。

待ち合わせ条件は,デフォルトでは無効になっています。待ち合わせ条件を使用するには,環境設定パラメーターPREWAITUSEを設定する必要があります。

また,待ち合わせ条件の機能を拡張する場合は,環境設定パラメーターPREWAITEXTENDを設定します。

待ち合わせ条件を使用する手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 定義手順

  1. 次のコマンドを実行して,スケジューラーサービスを停止する。

    jajs_spmd_stop -n jajs_schd -F スケジューラーサービス名
  2. 次のコマンドを実行して,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。

    jajs_config -k 定義キー名 "環境設定パラメーター名1"=定義内容1 ["環境設定パラメーター名2"=定義内容2]
  3. 次のコマンドを実行して,スケジューラーサービスを起動する。

    jajs_spmd -n jajs_schd -F スケジューラーサービス名

(2) 環境設定パラメーター一覧

表6‒6 待ち合わせ条件を使用するかどうかを設定する環境設定パラメーター

定義キー

環境設定パラメーター

定義内容

[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名]

"PREWAITUSE"=

待ち合わせ条件を使用するかどうかの設定

"PREWAITEXTEND"=

待ち合わせ条件機能の拡張

注※

{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。

環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,次の個所を参照してください。