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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編)


付録C.4 送信情報ファイル(メッセージボディ)

送信情報ファイル(メッセージボディ)には,Web APIへのリクエスト情報のメッセージボディを設定します。ファイルの記述形式や記述項目は呼び出すWeb APIの仕様によって異なります。また,リクエスト時に送信する情報がない場合は,送信情報ファイル(メッセージボディ)の作成は不要です。

このファイルは,JP1/AJS3 - ManagerとJP1/AJS3 - Agentのバージョンが12-50以降で,拡張モードを使用する場合に作成します。拡張モードについては,「2.4.12 Web上の業務システムと連携する(HTTP接続ジョブを使ったジョブネットの定義例)」を参照してください。

ファイルの内容にセキュリティ情報が含まれる場合は,ユーザー責任で管理するようにしてください。

送信情報ファイル(メッセージボディ)の仕様を次の表に示します。

表C‒4 送信情報ファイルの仕様(メッセージボディ)

項番

項目

説明

1

権限

ジョブ実行ユーザーにファイル読み取り権限が必要

2

文字コード

接続設定ファイルのHeader項目で指定したContent-Typeヘッダーのcharsetパラメーターで指定する値に従う

3

最大サイズ

10メガバイト

送信情報ファイル(メッセージボディ)は,HTTP接続ジョブを実行するエージェントホスト上の任意の場所に格納してください。

補足事項

リクエスト情報にURLエンコードが必要な値がある場合,送信情報ファイル(メッセージボディ)にはURLエンコードされた値で記述する必要があります。