7.5 リカバリーユニット使用時の注意事項
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リカバリーユニットが正常終了しても,そのリカバリーユニットが定義されているジョブネットは異常終了として扱われます。
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リカバリーユニットの後続ユニットには,リカバリーユニットしか定義できません。リカバリーユニットの後続に通常のユニットを定義した場合,そのユニットは実行されません。
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リカバリーユニットの後続ユニットとして定義したユニットは,ジョブネットが正常に実行されているときには実行されません。異常終了によって先行のリカバリーユニットが実行され,そのリカバリーユニットが正常終了した場合だけ実行されます。
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リカバリーユニットの警告または異常状態は,上位ジョブネットの状態に影響を与えません。ただし,リカバリージョブネットが開始遅延または終了遅延した場合は,上位ジョブネットも遅延状態となります。
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先行ユニットの状態とリカバリーユニットの実行の可否について,次の表に示します。
表7‒1 先行ユニットの状態によるリカバリーユニットの実行可否 項番
先行ユニットの状態
リカバリーユニットの実行可否
1
未計画
×
2
開始時刻待ち
×
3
先行終了待ち
×
4
保留中
×
5
実行待ち
×
6
キューイング
×
7
未実行終了
×
8
未実行終了-W
×
9
計画未実行
×
10
実行中
×
11
異常検出実行中
×
12
警告検出実行中
×
13
正常終了
×
14
正常終了-偽
×
15
警告検出終了
×
16
異常検出終了
○※
17
異常検出終了-WR
○※
18
繰り越し未実行
×
19
順序不正
○※
20
中断
○※
21
強制終了
○※
22
強制終了-WR
○※
23
起動失敗
○※
24
起動失敗-WR
○※
25
終了状態不明
×
26
終了状態不明-WR
×
27
閉塞
×
28
起動条件待ち
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29
監視中
−
30
監視未起動終了
−
31
監視打ち切り終了
−
32
監視中断
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33
監視正常終了
−