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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)


付録B.1 製品の接続数に関する制限値

JP1/AJS3 - Managerに接続できるJP1/AJS3 - Agent,JP1/AJS3 - View,およびJP1/AJS3 - Web Consoleの数を次の表に示します。

表B‒1 接続できるJP1/AJS3 - Agent,JP1/AJS3 - View,およびJP1/AJS3 - Web Consoleの制限値

定義内容

接続できる最大値

1台(クラスタ構成の場合は1論理ホスト)のJP1/AJS3 - Managerに接続できるJP1/AJS3 - Agent

1,024※1

1台(クラスタ構成の場合は1論理ホスト)のJP1/AJS3 - Managerに接続できるJP1/AJS3 - View

50※2

1台(クラスタ構成の場合は1論理ホスト)のJP1/AJS3 - Managerに接続できるJP1/AJS3 - Web Console

32※3,※4

注※1

次に示すジョブの実行先として指定するエージェントは,環境設定パラメーターAGENTLIMITEXTENDを設定することで,接続できる最大数を2,048に拡張できます。

  • 実行先サービスに[標準]を指定したPCジョブ,UNIXジョブおよびアクションジョブ

  • イベントジョブ

  • カスタムジョブ

  • HTTP接続ジョブ

  • フレキシブルジョブ

注※2

環境設定パラメーターMAXSESSIONを設定することで,接続できる最大数を128に拡張できます。ただし,64台以上のJP1/AJS3 - Viewを接続すると,JP1/AJS3 - Manager,およびネットワークに対する負荷が非常に大きくなります。このため,64台以上のJP1/AJS3 - Viewを接続する場合は,各JP1/AJS3 - Viewの画面を自動更新しないように設定するか,自動更新間隔を600秒以上に設定してください。また,JP1/AJS3 - Managerと,データの転送量が多い[マンスリースケジュール]ウィンドウは同時に使用しないでください。

注※3

環境設定パラメーターCDMAXSESSIONを設定することで,接続できる最大数を100に拡張できます。

注※4

JP1/AJS3 - Web Consoleを使用して監視できるユニット数の上限については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 6.5 業務を監視するプログラムの特徴と違い」を参照してください。

JP1/AJS3 - Agentに接続できるJP1/AJS3 - Managerの数を次の表に示します。

表B‒2 接続できるJP1/AJS3 - Managerの制限値

運用内容

接続できる最大数

1台のJP1/AJS3 - Agentに接続できるJP1/AJS3 - Manager

16

注※

エージェントとエージェントに接続するすべてのマネージャー間で円滑に通信できる環境を前提とします。この値より少ない場合でも,エージェントからマネージャーへの通信で名前解決に時間が掛かったり,接続でタイムアウトが発生したりするマネージャーがあると,ほかのマネージャーからのジョブの実行が遅延するなど運用に影響を与えることがあります。

また,エージェントが同時に処理するジョブ数によっても運用に影響を与えることがあります。ピーク時の運用を想定した検証を十分に実施してください。

なお,キューレスジョブの実行環境としては,接続できるJP1/AJS3 - Managerの制限値はありません。