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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)


2.8 JP1/AJS3をインストール・セットアップした仮想マシンの複製について検討する

仮想マシンにJP1/AJS3 - ManagerやJP1/AJS3 - Agentをインストールしたあと,またはセットアップしたあとで,その仮想マシンを複製できます。これによって,複数台の仮想マシン上でJP1/AJS3を運用する場合,JP1/AJS3のインストール・セットアップの作業を短縮できます。

インストール直後のデフォルトの設定のまま複製したい場合は,インストール後に複製します。環境設定パラメーターやシステム環境を設定したあとの環境を複製したい場合は,セットアップ後に複製します。

仮想マシンの複製を使用すると,多くの仮想マシン上でJP1/AJS3を運用する場合も,JP1/AJS3のインストール,セットアップ作業が1台分だけで済みます。また,複数の仮想マシン間の設定漏れや設定差異を防ぐこともできます。このため,仮想マシンの数が多ければ多いほど,仮想マシンの複製で効果的に作業時間を短縮できます。仮想マシンの数と作業時間の関係を次の図に示します。

図2‒58 仮想マシンの数と作業時間の関係

[図データ]

JP1/AJS3のインストール・セットアップ後の仮想マシンの複製手順については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 22. JP1/AJS3をインストール・セットアップした仮想マシンの複製」を参照してください。

〈この節の構成〉