8.1 JP1/AJS3のWebインターフェースの概要
JP1/AJS3では,インターネットを利用することで,さまざまな場所や環境からジョブネットの実行状況や実行結果などを監視できます。
監視端末(クライアント)で利用できるプログラムには,次の2種類があります。
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ユニットの実行状況や実行結果などを,クライアント環境にインストールされているWebブラウザーを利用して監視します。ジョブネットの実行や,保留などの操作もできます。
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JP1/AJS3が公開しているHTTPインターフェースのAPIを利用して,ユーザーが独自に開発するアプリケーションです。利用できるAPIには,ユニットの実行情報を取得するAPIや,ユニットの実行登録をするAPIなどがあります。
これらのプログラムによるインターネットを利用した監視の実現には,JP1/AJS3 - Managerのコンポーネントの一つであるJP1/AJS3 - Web Consoleが必要です。JP1/AJS3 - Web ConsoleをインストールしたホストをWeb Consoleサーバと呼びます。
Web ConsoleサーバはWebサーバおよびWebアプリケーションサーバとして動作し,HTTP通信やWebアプリケーションの動作を制御します。また,クライアントからのリクエストに応じてJP1/AJS3 - Managerからユニットの情報を取得し,レスポンスとしてクライアントに送信します。
Web Consoleサーバの通信の概要を,次の図に示します。
システム構成の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 2.2.5 Web Consoleサーバを使用する場合の構成例」を参照してください。