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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド


7.2.4 実行時のユーザーの設定(PCジョブ,UNIXジョブ,HTTP接続ジョブの場合)

実行時のユーザー」とは,ジョブネットにPCジョブ,UNIXジョブ,またはHTTP接続ジョブが定義されているときに,それらのジョブを実行する実行先ホスト(エージェントホスト)のOSユーザーを指定しておくものです。「実行時のユーザー」の設定は,PCジョブ,UNIXジョブ,またはHTTP接続ジョブに限り指定できます。

「実行時のユーザー」として指定したOSユーザーは,「実行ユーザー種別」で選択したユーザー(登録ユーザーまたは所有ユーザー)が実行先ホストでジョブを実行するOSユーザーとなります。「実行時のユーザー」を指定しない場合は,実行先ホストでJP1ユーザー(実行ユーザー)にマッピングされているプライマリーOSユーザーで該当するジョブを実行します。

なお,「実行時のユーザー」に指定するOSユーザーは,「実行ユーザー種別」で選択した「登録ユーザー」または「所有ユーザー」のJP1ユーザーにマッピングしておく必要があります。

補足事項

PCジョブ,またはWindowsホスト上で実行するHTTP接続ジョブの場合,有効となるOSのユーザーの情報は,指定したOSのユーザーの権限だけです。また,指定した実行ファイルへのアクセスは,JP1/AJS3サービスに設定されているアカウントでアクセスします。実行ファイルから別ファイルへのアクセスは,指定したOSユーザーで行います。実行ユーザーのアクセス権をローカルホストのユーザーに限定させたい場合は,OSユーザー名をホスト名\ユーザー名で指定してください。