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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド


5.4.2 ジョブ実行時に有効となるOSユーザー環境

ジョブを実行するときに有効になるOSユーザー環境は,プラットフォームによって異なります。

ジョブ実行先のエージェントホストがWindowsの場合,通常はシステム環境変数が有効になり,ユーザープロファイル情報は無効になります。ただし,ジョブ実行制御の環境設定を変更することでユーザープロファイル情報を有効にすることもできます。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 6.2.16 ユーザープロファイルを必要とするジョブを実行するための設定」を参照してください。

ジョブ実行先のエージェントホストがUNIXの場合,ジョブを実行するとき,ユーザーマッピングで変換された実行OSユーザーのローカルログインスクリプトが読み込まれます。また,ジョブの実行シェルは,特にスクリプトファイルやコマンド文の先頭行で明記していないかぎり,その実行OSユーザーのログインシェルが設定されます。

なお,OSユーザー環境については,ジョブの実行単位ごとに読み込まれます。すでに実行登録中のジョブがあっても,定義を変更したあとに実行されたジョブから有効になります。