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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド


5.3 実行エージェント制限

ユニットごとに,ジョブの実行を許可する実行エージェントを設定できます。ジョブの実行を許可する実行エージェントを,実行エージェントプロファイルという運用プロファイルに設定しておくことで,誤った実行エージェントでジョブが実行されるのを防ぐことができます。

実行エージェントプロファイルは,スケジューラーサービスごとに作成し,ユニットごとに,実行を許可する実行エージェントまたは実行エージェントグループを設定します。また,キューレスジョブの実行を許可する実行ホストを設定したい場合も,同様に実行エージェントプロファイルに設定します。この場合は,キューレスジョブに指定する実行ホスト名を設定します。

実行エージェント制限を使用した場合の例を,次の図に示します。

図5‒7 実行エージェント制限を使用した場合の例

[図データ]

この図の例では,ジョブネットnet1配下のジョブの実行を許可する実行エージェントとして,AGT1を実行エージェントプロファイルに設定しています。/net1/job1は,実行エージェントにAGT1を指定しているため,AGT1で実行されます。/net1/job2は,許可されていない実行エージェントAGT2を指定しているため,ジョブの実行がマネージャーホスト上で抑止されます。

実行エージェント制限の機能の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 2.5.1(6) 実行エージェント制限について」を参照してください。

実行エージェントプロファイルの設定手順については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 21.1.1 実行エージェント制限の設定手順」を参照してください。