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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド


4.3 実行登録情報の確認

ジョブネットの実行登録情報は,JP1/AJS3 - Viewの[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)およびWeb GUIの[リスト]画面で確認できます。[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)で実行登録情報を確認するには,機能メニューの[実行登録]を選択してください。リストエリアおよび詳細情報エリアに,ユニットの実行登録情報を表示できるようになります。

詳細情報エリアには,リストエリアで選択したジョブネットの[実行登録]ダイアログボックスでの設定内容が一覧で表示されます。ただし,保存世代数管理や登録解除などで世代が削除された場合は,実行登録情報は表示されません。

詳細情報エリアに表示される実行登録情報と保存世代数管理の関係を次の図に示します。

図4‒20 詳細情報エリアに表示される実行登録情報と保存世代数管理の関係

[図データ]

この図は,保存世代数が2のジョブネットAに対してjp1user1とjp1user2が実行登録し,世代1〜世代4が作成された場合の表示例です。jp1user1は世代1および世代2を実行登録し,jp1user2は世代3および世代4をそれぞれ実行登録しています。

まず,世代3が実行中のとき(1),jp1user1およびjp1user2の実行登録によって作成されたすべての世代があるため,jp1user1およびjp1user2の操作内容が実行登録情報としてすべて表示されます。世代3が正常終了すると,jp1user1が実行登録した世代のうち世代1が保存世代数管理によって削除されます(2)。このとき,jp1user1が実行登録した世代2が残っているため,jp1user1の操作内容は表示されます。世代4が正常終了すると,世代2が削除されます(3)。このとき,jp1user1が実行登録した世代がすべて削除されたため,jp1user1の操作内容は表示されなくなります。

登録解除や実行中止の操作をした場合も,保存世代数管理による削除の場合と同様に表示されます。

なお,同一日時(秒単位)に同一JP1ユーザーが複数のJP1/AJS3 - Viewから実行登録した場合,それぞれの実行登録情報は一つと見なされ,詳細情報エリアには1行で表示されます。